虎旅~後編~
「坊ちゃんスタジアム」という史上最悪だと思われる
ネーミングの会場に着いたのは、pm3:30くらい
だったであろうか・・・
例の先発隊に合流し、話を聞くと下記の事が判明した。
・外野自由席の列に前から100人くらいのとこに並んだが
入場すると席が全て押さえられていた。
・どうにか、熱烈阪神ファンと仲良くなり約6人分の席を
譲ってもらった。
・阪神応援団が陣取るレフト側は結局席が押さえられず
広島側の レフトスタンド、それもライト寄りの席を
譲ってもらった・・・
・結局阪神ファンが大量すぎて、レフト側の広島応援席の
7割は阪神ファンで埋め尽くされていた・・・
・列に並んでくれた、TとK氏は既に、缶ビールを
アメリカのトラック野郎のような勢いで、5本づつ
空けており、泥酔中・・・
などという内容だった・・・
ま、とにかく飲もうという事で、売り子のおねえさんを呼びとめ
一杯。
グラウンドに目をやると広島の選手が練習中。
しかし、阪神ファンが絶賛やじり中・・・
↓この人達が席を譲ってくれました。
もし、街でみかけたら、
「アンタは十分イギリスでもやってける、紳士だよ」
って言ってやって下さい・・
最高のナイスガイ達・・・
席はTVカメラの横でした。
当然、オレの心の中のプロデューサーが黙っておらず、
トロそうなカメラマンに向かって、
「木村っ!そこじゃないっ!もっと引きの画だ!」とか
「昨日、デルモのちゃんねーが・・・」等と古いプロデューサー
喋りよろしく、言っていた・・・
もちろん心の中で・・・
↑調整に余念がない木村。
こんなTシャツまである始末・・・
阪神の選手が練習開始・・・
誰だかよーわからん。
小1の息子が試合中にさらりと描きあげた
シュールイラスト・・・
こういう我が子の絵をみると、世の親達は「こりゃ凄い!この子の中に
眠る潜在的美的センス!覚醒する豊穣な才気・・・唸りをあげるチャクラ」
などと言って未来を嘱望するが、その99.999999%はガセであり、
当然うちの子もご多分に漏れずガセである。
つーか、こんな大応援団のさなかに、そんなチ●ポコイラストを画きあげ、
coolに「どうです?お父さん・・・」などと訴えてる、その目と態度が
気にくわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんんんんんんっ!!
楽しむ時は、楽しめっ!
決して、かっこ悪くはないぞ、息子くんよ・・・
そんな息子も、さすがに異常な盛り上がりをみせる
阪神応援団に、虎酔したのか、しばしトーンダウン・・・
しかし、阪神ファンというのは、ド派手なファンばかりと思えば
こういった、渋いお父さんファンまで網羅しており
そのファンの心を鷲づかみならぬ、虎づかみする
カリスマ性というかストーリー性は素晴らしく良く出来た
ブランドですわ・・・
つーか、お、お父さん!?
さっきから、阪神に点が入っても微動だにしないん
ですケド、だ、大丈夫っスか!!
てゆうか、その揺れない心、
武士ですか?あなたは・・・・
そして、お約束の風船飛ばし・・・
わかったことがひとつ。
飛ばすタイミングを外すと、自分の中でもの凄く
恥ずかしい・・・
という事で、初回から阪神大猛攻、猛虎が猛攻(アハッ)で、
結局13対2の大勝利!
野球に1ミクロンも興味の無い自分ですが、やっぱライブで
観るといいもんですね。
特に夏の野外スタジアムは試合開始から中盤にかけて、
美しい夕焼けに空が染まり、それとシンクロするように
ライトが点灯され、人工的に浮かび上がる球場と、
自然の織り成すネイチャーライブが、浮ついた17歳の女子高生をも
黙らせるような、力強さと説得力があるんだよなぁ・・・
更に今回は、席を譲ってくれたジェントル阪神応援メンズ達が、
席だけでなく、うちの息子に度々気遣いしてもらっちゃって、
「僕、誰のファン、今岡? あっ、違うの・・・」とか
「野球やってるの? あっ、やってないの・・・」とか
「ポテトチップ食べる? あっそう、食べないの・・・」とか
ほんとに良くしてくれました・・・
また、六甲おろしや選手の応援歌の入った歌詞カードを
配布してくれたり、サービス精神過積載!
阪神ファン最高!
などと、思わず阪神ファンになりそうになり、また観にこようかな?
と思ったが、帰りの電車に乗るのに、1時間以上かかり、そんな感情も
遥かかなたにとんじゃいました・・・
二度とこねえよ、バッキャロー!!
そして一路、食事へ・・・
食事をした居酒屋で懸命にアンケート用紙に記入する、小1。
「スタッフの対応はいかがでしたか?」の欄に、
「ポケモンとかがいい。」と書いていたのは、
ナイスショットだよ、息子くん・・・
しかし、この居酒屋オーダーしてから品が来るまで
メチャメチャ遅いし・・・
多分、この時間帯でこの込み具合は、阪神ファンが
客の8割を占めてるな・・・
満席だもん・・・
つー事で、あまりに遅いのでおかわりのレモンサワーと安ドイツワインを
同時注文し、レモンサワーを一気に飲み干し、その中に安ドイツワインを
うらぶれたテイストを醸しだしている、梶芽衣子のような表情で
注ぐオレ・・・
約16分ぐらいで気持ちよくなり、これにて今回の旅の大きなイベント
終了!
と、思っていたが、次の日オレは世紀末的な事態に陥ることになる。
つー事で、続く・・・









