悲しい男の、性(さが)。
今日は練習日。
意外にも12人も集まって、祭りだ祭りだ・・・
1時間くらい経った頃、新メンバーのHさんが、来た。
確かにその瞬間、時間が止まったね。
それをオレは、感じた。
骨の髄まで、感じた。
Hさんの後に続いて、若い女性が・・・
下唇に濃厚な色気を携え、身長こそ小さいが
そのダボッとしたジャージに抱擁されたボディが
間違いなく、特上神戸牛のようなキメの細やかな
ラインのメロディーを奏でていた・・・
みんな、アガったね。
確実に20%はアガったね。アゲていってたね・・・
そして、こう思ったハズだよ。
五月の気まぐれな蝿よろしく、これはお茶目な
神様の、奢りだって、ね・・・
そんな思考と妄想が1.2秒間ぐらいあった事を
かき消すように、ウチの嫁ハンが繰り出す、
「愛人なん、ちゃーん???」という、下品、オゲレツ、
ノン・デリカシー、脱アイドル、熟女ヌード、のような
上段回し蹴り感覚の言葉・・・
この女には、素敵な近所付き合い的な心のリミッター
が解除されているのか・・・?
誰か、組織的に潰してやって下さい、この女を・・・
ハッ!と、周りをみると、円陣パス練習している、
男たちの声のオクターブがアガってるのに気づく・・・
そして、彼女を敢えて無視するかのように、
振舞っているのだが、確実にアピールしている
男達・・・
Mさんは、1プレーごとにメガネの位置ヅレを確認
するようになるわ、
Sさんは、自慢の腕っぷしを曝け出すかのように、
薄着になるわ、
おしゃべりTさんは、寡黙に・・・
頭髪の薄いUさんは、常にベストショットの
前方右斜め前から、彼女に見てもらおうと
思うあまり、プレーがおかしくなっちゃってるし、
Iさんは、いつもより5cmほど、高く跳んでるし、
M君は、わざとボールに飛び込み、そのボディを
床に激しく打ちつけ、タイのインチキ映画のような
ベクトルの間違った男らしさを猛アピール・・・
できれば、見たくなかった・・・
分かってはいたが、見たくなかった・・・
そ、悲しい男の性(さが)、を・・・
魅力的な女を前にした時の、男の性を・・・
ま、その女の子は21歳になるHさんの娘だったのだが、
多分小学校ぐらいの頃は、バレーやってたんじゃないかな?
結構、トスもきれいに上がるし、本人もメチャメチャ
楽しんでたし、何より積極的にプレーしようとしていた。
是非、平均年齢が限りなく海面上昇している、我がチームに
入って欲しいものだ・・・
がしかし、こんな脂っこい養殖ハマチのような生簀(いけす)に
Hさんが、好んで放り込む事は無いと思われ、
彼女の登場は、おそらくこれで最後だろう・・・
悲しい男の性が生んだ、穏やかな5月の夜の出来事
だった・・・
という事で、以上で報告終わりです、キャップ。
