第二回練習日。 | 「えっ、ソフトバレー?」

第二回練習日。

とにかく、悔しかった。

自分の思う通りにいかない歯がゆさを感じていた。

町内の大会に向けての初練習でことごとく、自信を喪失していた俺は、

まずあのフニャフニャしたボールを攻略する事にした。

 

次の練習日、俺はそのボールの変化の仕方に重きをおき、練習しようと思っていた・・・

しかし、変化したのは、俺の立ち振る舞いだった・・・

 

俺は息子の幼稚園のPTAのクラス代表選手としてソフトバレーの試合に

出場するようになったのだが、4人で1チームのソフトバレー、俺が出る

のは、男と女が2人づつの混合の試合だった。

 

しかし、今回の試合には、もうひとつのカテゴリーがあった。

「レディースの部」、だった。

 

コホン、みんなここでよく考えてくれ。幼稚園のPTAのお母さんと言えば、

28,9歳ぐらいから上は36,7歳ぐらいだ。しかし、逆に20歳過ぎぐらいの、

ギャルママとかいるんな。

もう、30歳を見事に越えてる俺なんか、お金払わなきゃ話も出来ない

世代なワケ・・・

 

想像もしてくれ、このBlogの男性ファン。

20歳過ぎのギャルとソフトバレーでキャバレーのようにキャッキャ、キャッキャ!

嫁ハン公認、キャッキャ、キャッキャ!

お気に入りのあの奥さんと体が触れ合い、心のふれあいも開始でキャッキャ、

キャッキャ!

キャキャ!?

 

という事で、天国モードのレディース練習が、本日より合同で開始されるんよ。

その事を聞いた瞬間俺は、稲妻に打たれたように、お気に入りのフレグランス、

ジョルジオ・アルマーニのアクア・デ・ジオを、珍しく機嫌のいいデヴィ夫人ばりに

たっぷりと振り、更に、頭髪も彫金職人のような気持ちで細部にわたって微調整。

 

鏡の前で、「本日の魅力的な笑顔」を、3つの角度から確認し、仕上げはアバの

ダンシング・クィーンで気持ちを最高潮までアゲアゲにしたのである。

 

そう、俺の立ち振る舞いは、レディースの部に出る、奥さんに完璧に

向けられていた。

 

集合時間、カラフルな練習着に身を包んだ、奥さんが続々と登場。

 

「うん?」 異変に気づいたのは、そう時間はかからなかった・・・

 

いかにも「子供二人産んでます、ヨロシクです!」といった奥さん比率が

異常に高く、ママというか、お母さん、いや、かーちゃんという奥さんが

コート上に溢れかえっていた。

もし俺がTVプロデューサーだったら、キャッチコピーを、

「女だらけのお相撲大会in幕張メッセ」とかにしてやりたかった。

 

そんな完璧なアウェー気分でいると、ムクムクと俺の違った一面が

海上隆起。奥さんの中には、美人ではないが、意地悪顔をした

奥さんがいるのだ。

そう、俺の中のドMな部分が、そんな奥さんに後ろから意味もなく、

ケツを蹴り上げられたり、ミスの度に、罵声を浴びせられたりしたい

気分フルスロットルになっているのだ。

 

違った楽しみを見つけた俺は、またソフバという深みにハマって

ゆくのであった・・・