起点。
20代前半のOLの、恋の気まぐれつむじ風のような
勢いで、変化するソフトバレーボールのサーブ。
明らかに、ハードバレーとのサーブとは異質の感情を
持った動きをみせる、ソフトバレーのサーブ。
僅か1時間30分の初練習の中で俺は、そのソフトバレー
ボールのボールコントロールに、「ワタシ結局は遊ばれ
ちゃったのかなぁ・・」と今は友人、しかし確実に
このあと、ハメちゃう予感100%の未来のニュー彼氏候補に
ガストあたりで恋の相談をする女のように、ひとりレ・ミゼラブル
状態になり、はたまた、その「醤油アイスクリーム」とか
「ホヤアイスクリーム」などのご当地特産品力技アイスクリーム
のような理解不能な変化をみせる、ソフトバレーボールのサーブ。
その二つに、確実に精神が侵食されつつあった・・・
しかし、ドラマはそれでは終わらなかった。
試合形式で練習を進めているうちに、ホジションが
前衛と、まわってきた。そう、アタック(スパイク)を
打つホジションだ。
ソフトバレーのネットの高さは2Mで、僕など跳ばなくても
ネットから手が出るほど低い。
ママさんバレーのネットより低く、余裕でスパイクが決めれる
と、思っていた。
しかし、これが、越えないのだ・・・
ま、これはスキルの問題なのだが、あまりにも越えない。
しかも、越えてもホームラン(ラインアウト)になるのだ。
で、稀に決まったかと思えるクリーンヒットも、見事にブロック
される。しかも、身長が153cmぐらいしかないような
オバちゃんにもパーフェクトブロックされる始末・・・
「こ、これがソフトバレーなんだ・・・」と、新手の詐欺に
引っかかったように呆然としながら、残りの練習時間を
抜け殻のように消化していった・・・
鼓動。
胸の鼓動が早くなり、一刻も早く帰宅して安ウイスキーなどで
メチャメチャに酔いたかった。
しかもあろうことか、ヨメはんを場末の居酒屋の美人女将に設定し、
クダを撒きたかった。そして挿入歌として、「蒼い悲しみ百貨店」
などというオリジナルソングを流したかった。いや、流したかった
のは、今夜の練習の記憶だった。オホーツクの海へ・・・赤灯台の
みえる、浜辺で・・・カモメのバックコーラスに抱かれて・・・
吹き付ける北風にまどろみの視線をたむけながら・・・
中二の時のクラスメイト、ヨーコのように・・・掃除・・・
洗濯・・・料理・・・なんでも出来ます・・・気立ての良い子
なんです・・・豪雨の夜はビニールシートがご活躍・・・
つーか、何を言ってんだYO!俺・・・それほどに混乱
してたね。
気持ちの整理をつけたかった。
そして冷静な自分を取り戻すにつれ、湧き上がる
チガッタ感情。
とにかく、ソフトバレーを深く知り、上手くなりたいと
心底思った。
つーか、すぐなれると思ってた・・・
続く
勢いで、変化するソフトバレーボールのサーブ。
明らかに、ハードバレーとのサーブとは異質の感情を
持った動きをみせる、ソフトバレーのサーブ。
僅か1時間30分の初練習の中で俺は、そのソフトバレー
ボールのボールコントロールに、「ワタシ結局は遊ばれ
ちゃったのかなぁ・・」と今は友人、しかし確実に
このあと、ハメちゃう予感100%の未来のニュー彼氏候補に
ガストあたりで恋の相談をする女のように、ひとりレ・ミゼラブル
状態になり、はたまた、その「醤油アイスクリーム」とか
「ホヤアイスクリーム」などのご当地特産品力技アイスクリーム
のような理解不能な変化をみせる、ソフトバレーボールのサーブ。
その二つに、確実に精神が侵食されつつあった・・・
しかし、ドラマはそれでは終わらなかった。
試合形式で練習を進めているうちに、ホジションが
前衛と、まわってきた。そう、アタック(スパイク)を
打つホジションだ。
ソフトバレーのネットの高さは2Mで、僕など跳ばなくても
ネットから手が出るほど低い。
ママさんバレーのネットより低く、余裕でスパイクが決めれる
と、思っていた。
しかし、これが、越えないのだ・・・
ま、これはスキルの問題なのだが、あまりにも越えない。
しかも、越えてもホームラン(ラインアウト)になるのだ。
で、稀に決まったかと思えるクリーンヒットも、見事にブロック
される。しかも、身長が153cmぐらいしかないような
オバちゃんにもパーフェクトブロックされる始末・・・
「こ、これがソフトバレーなんだ・・・」と、新手の詐欺に
引っかかったように呆然としながら、残りの練習時間を
抜け殻のように消化していった・・・
鼓動。
胸の鼓動が早くなり、一刻も早く帰宅して安ウイスキーなどで
メチャメチャに酔いたかった。
しかもあろうことか、ヨメはんを場末の居酒屋の美人女将に設定し、
クダを撒きたかった。そして挿入歌として、「蒼い悲しみ百貨店」
などというオリジナルソングを流したかった。いや、流したかった
のは、今夜の練習の記憶だった。オホーツクの海へ・・・赤灯台の
みえる、浜辺で・・・カモメのバックコーラスに抱かれて・・・
吹き付ける北風にまどろみの視線をたむけながら・・・
中二の時のクラスメイト、ヨーコのように・・・掃除・・・
洗濯・・・料理・・・なんでも出来ます・・・気立ての良い子
なんです・・・豪雨の夜はビニールシートがご活躍・・・
つーか、何を言ってんだYO!俺・・・それほどに混乱
してたね。
気持ちの整理をつけたかった。
そして冷静な自分を取り戻すにつれ、湧き上がる
チガッタ感情。
とにかく、ソフトバレーを深く知り、上手くなりたいと
心底思った。
つーか、すぐなれると思ってた・・・
続く