『俺の事、ちゃんと考えてみてください』
と真剣な眼差しで見つめられた。
「……はい」
私は、神宮寺くんと付き合うかどうかはともかく、そんな風に自分を見てくれている事がとても嬉しかった。
ありがとう、神宮寺くん。
会計をすませ外に出ると涼しい風が吹いていた。
私ね、ズルズル続けてきた課長との不倫関係を終わらせようと思う。
不倫なんて、誰も幸せになれないもんね、、。
たとえ、彼と奥さんとの関係が冷え切っていたとしてもやっぱり許されるものではない。
神宮寺くんのおかげで私は自分の人生を見つめなおして、前に進む事が出来そうだよ。
本当にありがとう。
『今度、デート…してくださいね』
帰り際に彼からそんなお誘いを受けた。
暑い夏は、まだまだ終わらない…。
終わり
