コロナに立ち向かうクルーズ船
コロナが世界レベルで騒がれる中、世界最大級客船に乗船しています。乗客数は5,000を超えます。クルーを入れたら8,000人近いです。船内のテレビで見れるニュースはBBC NEWS。日本のワイドショーとかなり内容は異なりますが、やはりコロナ一色で毎日イタリアやアメリカのコロナ関連のニュースばかりです。このような状況下、お仕事がキャンセルに至らずやって来ました。非常事態が宣言されたニューヨークに一泊して、マイアミからのカリブ海クルーズ。全日空のニューヨーク便はガラ空きでした。横一列10席に1組座っているかいないか位。普段は声をかけられる事のないエコノミークラスの乗客にまで、CAさんは一人ずつ名前で声をかけ、「このような状況下にご搭乗頂きありがとうございました」と丁寧なお礼を述べて下さいました。日本だけでなく、こちらのテレビを見ていても外出自粛をさかんに訴えています。番組によってはクルーズ船に乗るのは自殺行為とまで言われています。確かに感染リスクは高まり、私自身も避けれるものなら避けたかったのが正直なところです。しかし、仕事が全く無くなるのもかなり厳しい話です。今回乗船している客船は中国、韓国、北イタリアの人は乗船拒否されていて、日本人は乗船前に健診を通過しなければなりませんでした。心ない外国人には「コロナ」と呼ばれる日本人乗客もおられました。それでも検査を実施する事により、より安全を確保して船を運航する会社の取り組みはよく理解出来ます。クルーズ業界だけとは思えません。死活問題で皆必死です。船内には普段は見かけない消毒専門のスタッフがそこら中にいて、人が触るところ、階段の手すり、エレベーターのボタン、椅子、テーブル、ありとあらゆる場所を常に除菌拭き取りして回ってくれています。日本では品薄の除菌ジェルも何メーターおきにあることか。乗客も意識的に手の消毒を心がけています。最大限に各自、各立場で出来る限りのケアをしながら船旅が進められています。昨夜はアクアショー、スケートショーを鑑賞しました。 その後も夜遅くまでたくさんあるバーではミュージシャンが演奏し、歌を歌っていました。エンターテイメントのクオリティは高く、クルーは一所懸命です。クルーズの底力、見せられています。エンターテイナーに限りません。全てのクルーがこの状況下を乗り切ろうと予防感染に努めてくれています。ダイヤモンドプリンセスの件で起爆に見えたクルーズ船ですが、ここまでコロナが広まった世界で、今やどうコロナに立ち向かい、日常生活を維持するか、その見本のような世界が洋上にあります。