メインフォーラム振り返り〈長崎平和祈念式典 8/9〉 | 第31回 日韓学生フォーラム

第31回 日韓学生フォーラム

31期メンバーが、来年夏のメインフォーラムまでの活動を随時お伝えしていきます。説明会・合宿などイベントの詳細も更新します。



1945年8月9日午前11時2分。
長崎に原子爆弾が投下された。
私は、身内が戦死していることもあり、先の大戦で散華された英霊の方々や昭和殉難者の方々に想いを馳せることが多い。
私の祖父もシベリアの地にあって、極寒の中、飢えや病を乗り越えて帰還した一人であった。

今回フォーラムの代表の一人として、初めて式典に参列した。
市内に入ると朝早くから、重々しい緊張感が漂っていた。

この日は戦争の恐ろしさ、核の脅威について平和や核兵器について改めて問い直す機会となった。

原爆投下から70年を経て、確認されている犠牲者は16万人以上になっている。
被爆者の方々が高齢となり、過去の出来事として被曝体験が風化していく前に、広島や長崎を訪問し、自分ごととして体験をその身に刻み、次の世代に引き継いでいくことが我々の使命である。

そして、式典で黙祷をし、被爆者の想いを直に聞いた経験も語っていきたい。
最後に、祖国の行く末を案じて戦場に散った同年代の若者たち、原爆や空襲で犠牲になった無数の方々など、すべての御霊に深く頭を垂れ、哀悼の意を表し、我々が享受する平和な一瞬一瞬の重みをこの身に刻みたい。
(盛田 吉紀)





〈日韓学生フォーラムとは?〉

□日本・韓国の学生が日本と韓国を隔年で行き来しながら、2週間寝食をともにし討論や文化交流を行うプログラムです。
参加期間は1~3年と人それぞれですが、約1年単位の期間を通して日本全国のメンバーがともに合宿や勉強会でプレゼンテーション・文化紹介等の準備をすすめていきます。

異文化コミュニケーションや討論に関心のある学生のみなさん、韓国の学生と交流を深めたいと思っている方は私たちと一緒に活動しましょう!

□まずは今年8月に行われた本会議の報告会にお越しください。
参加者が直接、イベントや討論、発表、さまざまな思い出を振り返ります。
どなたでもお待ちしておりますので、ぜひ足を運んでください。

詳細はFacebookページをご覧ください
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□お問い合わせはこちらまで
31st.jksf@gmail.com(広報 岡田)