今回は西日本釣り博2023で個人的に気になっていたDUELから発売のポリエチレン製ライン、「The ONE アジング」をインプレ投稿します。




メーカーHPはこちら↓


 従来から存在しているポリエチレン製のPEラインは4本撚り、8本撚りなど数本の原糸を編み込んでいるものが一般的です。ですがこのラインはポリエチレン素材なのにモノフィラメント(1本の糸でできている)なのが最大の特徴で、釣り博で存在知った時にそんなことできるのか・・・‼️と驚きました。


今回はアジング、メバリングのライトゲームを中心に4か月使った結果をお伝えします。


使った素直な感想としては、


良い点

1. 従来のPEラインと使用感はほぼ変わらない(PEラインの特性を理解すれば活躍の機会多数)。

2. 感度良好(手元に伝わる感触はエステルラインより明らかに強い)。

3. 根ズレの心配がない場所でならリーダー無しでも使える(リーダーを結ぶ手間が省ける)。


悪い点

1. ボトム、障害物周りを探る時はリーダーは必要(過剰な耐久性は期待しない方が良い)


ここからは詳細に書いていきます。


使用タックル

ロッド:5〜7フィート台アジングロッド

リール:ダイワ2000番、シマノC2000番

ライン:DUEL  The ONE アジング 0.3号

リーダー:フロロカーボンorナイロン0.8〜2号

リグ:ジグヘッド0.2〜2g、キャロ・スプリットショット、ダウンショット、フロート(2〜11g)、

ルアー:メタルジグ、ミノー系、トッププラグ系(全て1〜5g程度)


良い点

1. 従来のPEラインと使用感はほぼ変わらない(PEラインの特性を理解すれば活躍の機会多数)


 DUELのホームページを見ると「The ONE」はPFライン(ポリエチレンフュージョンライン)と書いてあり、従来のPEラインと同じポリエチレンからできていることが明記されています。そのため比重はPEラインによくある1.0よりやや下の数値で水に浮きます(このラインは0.97 ※DUELホームページより抜粋)。実際に触ったり、キャストした感触ではしなやかでハリはほとんど感じられません。若干の違いを挙げるなら、通常の編み込んだPEラインより若干リグが沈みやすいとも感じました(モノフィラメントだからなのか、コーティングの影響なのかはわかりませんが)。

 このことから、使用感はこれまで使ってきたPEラインとほぼ変わりませんでした。0.6gより上のジグ単、キャロ、フロートなど最大11gまでのリグで試してみましたが、フルキャストしても高切れは一度もありませんでした。プラグ操作もストレス無くできました✨


2. 感度良好(手元に伝わる感触はエステルラインより明らかに強い)


 風速1〜2mくらいの風があっても、水深7〜8のボトムのアタリもしっかり感じることができ、明らかに普段よく使っているエステルラインよりも強い感触が手元に伝わってきました😲 感度の良さは、メーカーHPにエステルラインよりもThe ONEの方が高感度とあります。


↓ボトムベッタリに潜んでいた小カサゴ


3. 根ズレの心配がない場所でならリーダー無しでも使える(リーダーを結ぶ手間が省ける)。


 釣り博でDUELスタッフの方とお話する中で「ジグ単でアジングだけなら0.13号を直結で十分ですよ!」と教えてくれました。

 私がルアーフィッシング初心者の頃はPEライン直結で釣りしていましたが、糸絡み、根ズレによってラインを切らざるを得ない状況が多かったので、それ以降は必ずリーダーを結んでいました。今回は私はジグ単以外の釣りもしたかったので0.3号を購入しました。



 直結での使用でも表層、中層、ボトム問わずアジのアタリも難なく感じることができました。特に表層でのアジのキャッチ率は比重が大きいラインよりも高いと感じており、ラインの比重が小さいことによる影響でしょうか。





また、ラインの太さは


一般的なエステルライン0.3号 →0.09mm

The ONE 0.3号 →0.09mm


と同じです。太さは同じでもThe ONEの方が単純な直線強力と感度は高くなります。

 普段使っているラインに近い太さのラインナップがあれば、そのまま置き換えても問題ないと思います。また、リーダーを結ばなくても良いシュチュエーションはライトゲームの場合意外とあるので、その分釣りに集中することができます。


悪い点

1. ボトム、障害物周りを探る時はリーダーは必要(過剰な耐久性は期待しない方が良い)

 

 ボトムを探る釣りでラインへのダメージは付きものですが、The ONEであっても同じことです


 上の写真は岩場と堤防の壁際を攻めていた時にダメージを受けたラインです。根掛かりして何とか外すことができたのですが、ダメージのある部分のカットを余儀なくされました。

 0.3号のラインでも回収できるくらいの根掛かりなので、深くは根掛かってないと思いますが、それでもかなりの傷ついているなというのが正直な感想です。

 個人的には、従来のPEラインと同じようにボトムや障害物周りを探ることが想定される状況ならリーダーなら使用をオススメします。また、The ONEの製品紹介ページに直結で使うことで得られるメリットが書いてある一方で、リーダーの使用を推奨する内容も同時に書いてあります。


↓ 該当の記載があるメーカーHPのQ&A


結論とこれから

 これまでにないポリエチレン素材のモノフィラメントラインということでかなり楽しみにしていた製品でしたが、非常に興味深いものでした。

 個人的にモノフィラメントになることで耐摩耗性の向上など従来のPEラインを構造で凌駕するかもと勝手に期待していましたが、現段階ではこれまでのPEラインと同じように私は使うことが多くなる思います。

 ですが、私は普段砂地のポイントにも行くので、そういった場所では直結で使って釣りの回転率アップを図ると思います(^^)


 2023年も新しいラインが各メーカーからラインナップされており、どれも試したくなります✨ラインはリールやロッドよりも価格が低いので色々試せるのでとても楽しいですね‼️


これからも個人のお小遣いでできる範囲で、情報発信をしていきます。


最後までご覧いただきありがとうございます😊