こんにちは(o^^o)
2月に大阪フィッシングショーのユニチカブースで新製品のサンプルをいただいたのでインプレしていきたいと思います。
その名も「U-TEC SHIN-SAYA」
実はこのラインはナイロンとエステルのハイブリッド素材なんですΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
私はライトゲームでPEラインのリーダーとして、手持ちのラインと比較しながら使ってみました(号数は全て2号=8ポンド)。
1か月使ってみた感想を書いていこうと思うので、良かったら読んでください。詳しいインプレは要約の後に書いています。
比較したライン
ナイロン GT-R ULTLA(サンヨーナイロン)
フロロカーボン ハードコアT7(デュエル)
要約
U-TEC SHIN-SAYAならではの特徴
①ライン表面がしなやかなナイロン素材で低伸度(一回り太い号数を選択できる)
②歯でカットしやすい(素早いライン交換が可能)
他素材のラインと似ている点
ナイロン
①比重の軽さを活かしたい場面で活躍(トップウォーターなど)
②ライン同士、スナップなどへの結束がやりやすい(特に締め込み時)
フロロカーボン
①低伸度を活かしたい場面で活躍(深場、流れの早いポイント)
ナイロン&フロロカーボン
①ライトゲームでの使用に十分な耐摩耗性
結論
ライトゲームでのリーダーの選択肢としてあり!
ここから先は詳細なインプレを書いていきます!
U-TEC SHIN-SAYAならではの特徴
①ライン表面がしなやかなナイロン素材で低伸度(一回り太い号数を選択できる)
ナイロン素材なので、フロロカーボンと比べてラインがしなやかです。フロロカーボンはライン自体がピンっと張るようなものが多いので太くなればなるほど巻きぐせが目立つと個人的には思います。1g近い軽い仕掛けを使う場面では、太すぎるラインを使うとルアーやジグヘッドのアクションがもったりしたり、ラインを張ろうとしてもたるみ気味になったりすることもしばしば😢
その点SHIN-SAYAはナイロンラインに近いしなやかさがあるので、太めの号数でも思い通りにアクションすることができました(私は軽量リグではナイロンかフロロの0.8〜1号を使用しますが、SHIN-SAYA2号で0.6gジグヘッドでも快適に使用できました。)
②歯でカットしやすい(素早いライン交換が可能)
どういうこと❓❓
って思われるかもしれませんが、私は釣り中に糸を歯で切ることがほとんどです笑。ハサミやラインカッターを使うことが面倒なのもありますが、普段からより多くキャストしたり、ポイントを探ったりすることを重視しているので自然とこのスタイルになりました。
SHIN-SAYAは外側がナイロン、中の芯の部分がエステル素材で、例えるならお菓子のトッポみたいな構造です。ラインを歯で噛んだ時にプチとか、ミシッとか独特な感触があるんです。そして、フロロ、ナイロンよりも簡単に切れます。ですが、耐摩耗性については後に書いていますが他のラインと極端に差は感じませんでしたし、釣り中は鋭利な物にラインが触れるということは経験上まったくないのでむしろ私にとってはメリットです。
他素材のラインと似ている点
ナイロン
①比重の軽さを活かしたい場面で活躍
SHIN-SAYAとナイロンや比重を比べると1.2と1.14で僅かにSHIN-SAYAが重いのですが、トップウォータープラグを使った場面ではどちらもジワッと水面直下を漂うような感じでハッキリ違いがあるようには感じませんでした(数値は上記のユニチカさんのホームページの数値を引用しています)。
ライン本体がなかなか沈まないので、長めにポーズを取ってアクションさせても思い通りのアクションが出せました。また、ルアーで障害物の上を通す場面でもフロロカーボンを使う時よりも少しゆっくり動かしてもルアーやラインが物に接触することが少なかったように思います。
②ライン同士、スナップなどへの結束がやりやすい(特に締め込み時)
ナイロンラインが結束し易いことは有名ですが、SHIN-SAYAも変わらず結束が楽にできました。下の写真はSHIN-SAYA、ナイロン、フロロカーボンを同じ0.5号のPEラインにFGノットで結束したものです(見えづらくてすみません(^^;;)。
ナイロン(GT-R)
フロロカーボン(T7)
どれもしっかり締め込みましたが、SHIN-SAYA、ナイロンは2回程度、フロロカーボンは4〜5回程度で写真のような状態になりました。魚を釣り上げたり、4〜5回根掛かりしたりしましたが結束は解けず、ルアーも無事回収できています。
①低伸度を活かしたい場面で活躍(深場、流れの早いポイント)
水深が8m以上ある深いポイントや川みたいな流れのあるポイントで手元に伝わってくる感触はフロロカーボンに近い感じでした。ナイロンでは何も感じないというわけではありませんが、SHIN-SAYAとフロロカーボンを使った時に手元に伝わる情報が多いことに驚きました。
ナイロン&フロロカーボン
①ライトゲームでの使用に十分な耐摩耗性
私は障害物周りから探っていく釣りが好きなのですが、今回は下の写真のような場所や藻が多い場所を4時間の内2時間くらい攻めました。
結果はというといずれのラインもスレ傷はありましたが、魚を釣り上げても根掛かりしてもラインブレイクはしませんでした。強いて違いを挙げるならフロロカーボンは指でなぞると全体的にザラザラした感触でしたが、他の2つはルアー付近はザラつくもののライン全体はツルツルとした感触でした。