Numark TTX 3相 DC モータードライバ IC TA7259P 交換
今日はNumark TTX のモーターが回らないという症状の修理した。
Numark TTXは初期、中期、後期型がありこれは初期型でヒートシンクが小さくて
プラッターの下にダクトの無いタイプ。
トランスの排熱が下部のダクトのみなので抜けが悪くい(中期からプラッター側にも追加して改良している。)
その為ICチップ、抵抗やコンデンサー、ツェナーダイオードが故障する。
だが海外のサイトで後期型でもこの故障が出たとの記事がある。
やはり定期的放熱グリスの塗り替えは必要だ。
後はアームの高さ調整のノブが小さいのが見分け方だ。
初期型は小さいのでアームロックを動かしずらい。
早速分解してヒートシンクを外してグリスを確認、もうカチカチでダメ。
TOSHIBA 3相 DC モータードライバ IC TA7259P交換して
放熱グリスを塗り直して組み立て。
今まで抵抗やコンデンサーがダメなのが3台出てるので外してチェック。
レコードのみの使用なら次に交換する間プラッターを止めるの時間が長くても(12インチなら)
7分ぐらいなのでヒートシンクの熱がいくらか冷めるのだが、PCDJとして(Serato djやトラクター)
使うとどうしても回しっぱなしになるので長時に熱にさらされてしまう。
夏場に故障が発生する頻度が高い。
やはりPCDJとして使われる頃に出たターンテーブルは、基盤周りに十分な隙間と放熱ダクトが多い。
後ろのカバーのビスの長さが3種類あって覚えておかないと基盤に穴を開けて
しまうので全部控えておこう。
カバーを外す際にプラッターのリターンの基盤も折りやすいのでそこも覚えていた方が良い。
今の時代はパソコンで音を出しているので振動やハウリングに影響を受けずに
音を出せるけど、やはりレコードから音を出すならばスピーカーから出る振動や床
から来る振動を吸収できるゴム系の下のカバーは良いと思う。
下のカバーがゴム系のターンテーブルは以前のTechnics slシリーズかNumark TTX
しか思い当たらない。
後はNumarkやStantonのターンテーブルのピッチフェーダーのノブが大きく
飛び出しているので、縦置きに使う際にとても使いやすい(スライドし易い)
と思うのは自分だけだろうか?
TOSHIBA 3相 DC モータードライバ IC TA7259Pは今でも入手可能なのがありがたい。
後はアームリフターにグリス塗り直して今日は終わり。
