お金がすべて、
というのは実際にそうだと思う。
私も十代、二十代のときには
お金さえあれば、
と悔しい思いをしたことは何度もある。
なので、お金の大切さはすごくわかっている。
それでも、ここ数年、ニュースにでてくる
若者たちの犯罪は
楽して稼ぐ、というお金だけのための動きであり、
労働自体に意味を見出していないと感じる。
簡単に大金を手に入れて、どうするんだろう?
中にはそれで家族を養っている人たちもいるのだろうが、
そんな不当な収入で、どうやって子供を育ててるのだろう、
とか思ってしまう。
お金で物は買える。
目に見える物はたいていお金で買えるだろう。
でも、目に見えない物はお金では買えない。
それは時間と空間を超えて培われ育てられるもの。
そういうものに価値を感じず
人生の指針も核も信念もなく
ただ物質的満足だけで生きていくことに
恥ずかしさを感じる社会にしたいよね。
いつの時代もはぐれ者、っているけれど
最近は血も涙もないはぐれ者が気になる。
そういう人たちを生み出している社会を作っているのは
我々自身である、
ということも自覚したい。