最近ディープな本を読んでおります。

いや、同時並行で漫画も読んでるけど。。ニヤリ

 

今回ご紹介するのは、

昨今話題にもなったウイグル人権問題に関係する

 

「ウイグルの母 ラビア・カーディル自伝

~中国に一番に憎まれている女性~」

 

という分厚い本である。

本当に分厚い本を久しぶりに読みました。

 

まあ、題名の通り

ウイグル人の女性の自伝です。

 

これが、事細かに詳細に

子供の頃から今までのことが書かれていて、

でも、読破できるくらいの

なかなかの内容でした。

 

まあしかし、

このラビアさん、

とんでもなく気の強い人です。

引くほど気が強い。

だけど、精神力も凄まじく

私だったら無理、と思うほどの

その行動力だけでなく、

意志の固さも強さも

気丈さも半端ない。

 

だからこそ達成できるんだろう、

と思うけど、

運の強さも半端ない。

 

読む価値十分な内容です。

ここまで尋常じゃない強さを持っていると

ほんと尊敬してしまいますね。

 

お金を稼ぐ力もあるし、

頭もいい。

そして、ウイグルの伝統的生き方?として

分け与える精神も忘れない。

漢人に虐げられ、

民族の歴史と伝統を奪われる

ウイグル人の自由と独立を願って行動する、という

現代には珍しい非暴力で戦う人です。

 

とにかくウイグル人がどうとかよりも

この人の強靱な精神に感服する内容です。

 

 

それとの対比じゃないけど、

某国がヤクザな国だと

しみじみ思う場面がこれでもかと出てくる。

恐ろしい国です。。。。

 

私たちはあの国の真の恐ろしさを

わかっていないのではないか、

そんなことを思ってしまう場面が多々ありました。

 

私にとってウイグル族、

新疆ウイグル自治区、

というのはシルクロードの町であり、

シルクロードの伝統文化が息づく場所として

子供の頃に「一度は行ってみたいな」

と思いを馳せていた場所でもあります。

 

もはやそんな場所は消えてしまったようです。

 

力と暴力で人から奪うという方法を

人間は変えていくことができるのでしょうか。

 

今だからこそ、

考えたいことと思いました。