イメージのパワー
 
 
 
 ある時、ロサンゼルスに住んでいる知り合いのミュージシャンの女性から電話
 
がありました。
 
彼女の言う事によると、「 ーー 私の友人で、自殺するかもしれない人がいる。
 
 なんとかならない ? 」、ということでした。  彼女は私がカルチャーセンターで
 
気功を教えているのを知っていたので、藁にもすがる思いで電話してきたよう
 
でした。
 
 
とりあえず私は、その人に電話してみました。  その人はアメリカ国籍をとって
 
ロスで働いている三十代の独身日本人女性でした。
 
話を聞いてみると、「 何をする気にもなれない。 仕事もうまくいっていない。
 
 趣味も気力もない。 その原因もわかりません。」、という事でした。
 
私は会話していて、「 言う事が少しおかしい。 これは、もしかしたら危ないかも
 
 しれない。」、と直感しました。
 

そこで、一つだけ彼女に約束してもらいました。  それは、毎晩寝る時に、
 
どんな事でもいいから、「 近い将来、こうなったらいいなあ。」、という事を思い
 
うかべて、それが実現しているイメージを楽しみ、そのまま寝てしまうという事
 
でした。 そして精神安定の漢方薬を送り、時々電話や手紙でコミュニケートを
 
とりました。  彼女は私の言葉を信じて、毎晩それを実行しているようでした。

私も遠隔気療で、気を送り続けました。

 
 
それから三ヵ月後、「 趣味でサクソフォーンを始めました。」、という手紙が
 
来ました。 半年後、「 仕事を変えて引越しする事になりました。 とてもいそが
 
 しいです。」、という連絡がありました。
 
そして一年後、彼女は彼氏と出会って、ラスベガスで結婚式をあげたのでした。
 
私には、私への贈り物と、「 今、最高に幸せです。 イメージの力というのは、
 
 本当にあるのですね。」、という手紙と、幸せそうな結婚式の写真が送られて
 
きました。  私も幸せでした。
 
 
仏教では、意識の下に、マナ識、その下には、アラヤ識という潜在意識があり、
 
アラヤ識は、宇宙意識とつながっていると説かれています。
 
したがって、アラヤ識にポジティブなイメージを送り続けていると、やがてそれは
 
実現すると言われています。
 
しかし、落ち込んだ環境や精神状態の中では、不安や苦しみに支配されて、
 
気功で言う、( 良性意念 )、前向きで希望に満ちた楽しい想像は、なかなか
 
できないものです。
 
でも、寝る時という状態では、体の力が抜けて意識もぼんやりしています。
 
こういう時をねらって、潜在意識に明るい想念を送り込と、ストレートに入って
 
いきます。  そしてそのまま寝てしまうというわけです。
 
 
何かを強く思い続けていると、それが実現したという経験はないでしょうか ?
 
通常人は、夢があっても、「 どうせ無理だから。」、と顕在意識が邪魔をします。
 
 
大切な事は、無理をしないで続けるという事です。
 
だめでもともと、と思えば、誰にでもできる方法であり、意識も明るくなると
 
思います。


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