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                      ダンマ ・ パダ ( 法句経 ) - ( 8 )




 これこそ 道である。( 四諦、八正道 )、真理を見る はたらきを清めるためには、この他に道は無い。

汝らは この道を実践せよ。   これこそ 悪魔を打ちひしぐものである。



汝らが この道を行くならば、苦しみを なくす事ができるであろう。

棘が 肉に刺さったので、矢を抜いて癒す方法を知って、わたくしは汝らに この道を説いたのだ。



汝らは 自らつとめよ。   もろもろの如来 ( 修行を完成した人 ) は、ただ 教えを説くだけである。

心をおさめて、この道を歩む者どもは、悪魔の束縛から脱れるであろう。



「 一切の 形成されたものは 無常である。 」、 ( 諸行無常 )、と明らかな智慧をもって観る時に、

人は 苦しみから 遠ざかり離れる。   これこそ人が清らかになる道である。



「 一切の 形成されたものは 苦しみである。 」、 ( 一切皆苦 )、と明らかな智慧をもって

観る時に、人は 苦しみから 遠ざかり離れる。   これこそ人が清らかになる道である。



「 一切の事物は 我 ならざるものである。 」、 ( 諸法非我 )、と明らかな智慧をもって観る時に、

人は 苦しみから遠ざかり離れる。   これこそ 人が清らかになる道である。



言葉を慎み、心を落ちつけて慎み、身に 悪を為してはならない。

これらの 三つの行いの路を 浄くたもつならば、仙人 ( 仏 ) の説きたもうた道を 克ち得るであろう。



実に心が統一されたならば、豊かな智慧が生じる。  心が統一されないならば、豊かな智慧が滅びる。

生ずる事と 滅びる事との この二種の道を知って、豊かな智慧が生ずるように 自己を ととのえよ。



自己の愛執を断ち切れ、 ―― 池の水の上に出て来た 秋の蓮を 手で断ち切るように。

静かな 安らぎに至る道を養え。   めでたく行きし人 ( ブッダ ) は 安らぎを説きたもうた。



いつわりを語る人、あるいは自分がしておきながら、 「 私は しませんでした。」、 と言う人 ――

この両者は 死後には ひとしくなる。  ―― 来世では行いの下劣な業を持った人々なのであるから。



放逸で 他人の妻に なれ近づく者は、四つの事がらに遭遇する。

―― すなわち、わざわいを招き、臥して楽しからず、第三に 非難を受け、第四に 地獄に堕ちる。



もしも 為すべき事であるならば、それを為すべきである。   それを 断乎として実行せよ。

行動の乱れた修行者は、いっそう多く 塵をまき散らす。



戦場の象が、射られた矢に当たっても 耐え忍ぶように、われは 人の そしりを忍ぼう。

多くの人は 実に性質 ( たち ) が悪いからである。



「 財を守る者 」、という名の象は、発情期に こめかみから 液汁をしたたらせて、

凶暴になっている時には、いかんとも制し難い。   捕らえられると、一口の食物も食べない。

象は 象の林を慕っている。



この心は、以前には、望むがままに、欲するがままに、快きがままに、さすらっていた。

今や わたしは その心を すっかり抑制しよう。   

―― 象使いが鉤をもって、発情期に狂う象を 全くおさえつけるように。



つとめはげむのを楽しめ。   おのれの心を守れ。   自己を 難所から救い出せ。

―― 泥沼に落ち込んだ象のように。



老いた日に至るまで 戒めをたもつ事は 楽しい。   信仰が確立している事は 楽しい。

明らかな智慧を体得する事は 楽しい。   もろもろの悪事を なさない事は 楽しい。



欲しいままの 振る舞いをする人には、愛執が 蔓草 ( つるくさ ) のように はびこる。

林のなかで 猿が果実を探し求めるように、この世から かの世へと、あちこちにさまよう。



愛欲の流れは 至るところに流れる。   欲情の蔓草は 芽を生じつつある。

その蔓草が生じたのを見たならば、智慧によって その根を断ち切れ。



前を捨てよ。   後ろを捨てよ。   中間を捨てよ。   生存の彼岸に達した人は、

あらゆる ことがらについて 心が解脱していて、もはや 生まれと老いとを受けることが無いであろう。



さとりの究極に達し、恐れること無く、無欲で、わずらいの無い人は、生存の矢を断ち切った。

これが最後の身体である。



教えを説いて 与えることは すべての贈与にまさり、教えの妙味は すべての味にまさり、教えを受ける

楽しみは すべての楽しみにまさる。   妄執を ほろぼす事は すべての苦しみに うち勝つ。



彼岸にわたる事を求める人々は 享楽に害われる事がない。   愚人は 享楽のために害われるが、

享楽を妄執するがゆえに、愚人は 他人を害 ( そこな ) うように 自分をも害う。



身について慎むのは 善い。   言葉について慎むのは 善い。   心について慎むのは 善い。

あらゆる事について慎むのは 善いことである。

修行僧は あらゆる ことがらについて慎み、全ての苦しみから脱れる。



その行いが 親切であれ。   何ものでも わかち合え。   善いことを実行せよ。

そうすれば、喜びにみち、苦悩を滅するであろう。






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