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                                人 生




 
  第二次世界大戦の時の 次のような実話がある。


この事件は、事実に基づいて映画化され、放映された事がある。 


ヨーロッパ戦線で 連合軍と、ドイツ軍とが 熾烈な戦闘を繰り広げている 真っ最中に、その最前線から

多数のアメリカ兵が 武器を捨てたまま 呆然として帰って来る、という 異例の事態が起こった。

そして 彼らは 口をそろえて こんな話をするのだった。

「 空に 巨大な神の姿が現れた。 その輝く姿を見た後に 我々は戦意を失ってしまったのだ。」、と。

不思議な話ではあったが、戦時中の アメリカ軍の司令官たちが、そんな話を信じるはずは なかった。

幻覚を見たか、雲か何かを 見間違えたか、あるいは一時的に精神に異常をきたしたのか、又は 逃亡の

為の 言い訳であるにちがいないと、司令官達は判断した。

いずれにしても、敵前逃亡は どこの国の軍規でも 銃殺刑と決まっている。

処刑執行の日まで、彼らは一室に監禁されてしまった。 


しかし、彼ら兵士の上官は 彼らは皆恐れ知らずの 歴戦の勇士である事をよく知っていたので、

不思議に思い、一体 何が起きたのかと 再度彼らに聞いてみたが、やはり全員が同じ話を語った。

そして、なぜか 兵士たちは 銃殺を恐れるようすもなく、意外にも安らかな表情をしていたという。 

上官は 部下たちに、「 何か 願い事はないか。」、 と聞くと、「 上等の コニャックが飲みたい。」

と言うので、彼らの上官はジープに乗って 部下を連れ コニャックを買う為に町へ走って行った。

ところが その町で、彼らは 銃器を持たずに 呆然として歩いている 一人のドイツ兵を発見して仰天し、

急遽その場でドイツ兵を逮捕した。     

ドイツの兵士は 全くの無抵抗であったという。 

そのドイツ兵を司令部に連行して 尋問すると、ドイツ兵は 不思議な事を語った。 


「 激戦の最中に、天空に 神の姿が出た。 それを目撃した後は 完全に戦意を失くした。」、 と言う。

この報告を聞いた アメリカ軍の上層部は、「 敵方にも このような兵士がいたという事は、もしかする

 と、何らかの事実があった可能性が高い。」、 と考えて、拘束されていたアメリカ人の兵士たちは、

あやうく銃殺刑を免れた。



  
  これも 第二次世界大戦中に起こった、数ある 不思議な事実の内の 一つである。


大戦も終わりに近づいた ある深夜、アメリカ軍の戦艦ニ艘が 海洋を少し離れて航行していた。 

夜とはいえ、見張りの兵士たちが 艦上にいたが、見張り交代の時間が来たので、彼らは艦内に戻り、

最後に艦内に入った兵士が 中からハッチを閉めた。

兵士たちが 何段にも連なるベッドで休んでいる時に、いきなり部屋の中で、誰かの声が響きわたった。 

「 右舷 ( うげん ) 前方より 敵機 ! 右舷前方より 敵機、 四 ! 」、 と叫ぶ声がしたという。

驚いた兵士たちは 皆 それぞれベッドから顔を出して、「 今の声は 誰なんだ ? 」、 と言い合った。 

最後に艦に入って ハッチを閉めた兵士は、今 聞こえた声が この場にいる兵士の

誰が言ったのでもない事を たしかめると、不思議な感覚に陥った。


その時、又しても 、「 右舷前方に 敵機 ! 敵機 四 ! 」、 と、何者かが叫ぶ声がした。    

その場にいた兵士たちも 全員 その声を聞いて驚愕した。

ついに 一人の兵士が パニックにおちいった。      近くにあった通信機まで走って受話器を掴み、

「 右舷 前方に 敵機  !  敵機 ! 敵機 ! 」、 と、死に物狂いになって叫び続けたという。

その瞬間、この伝令を聞いた戦艦の機銃手たちは、一斉に 右舷前方に向けて照明弾を撃ち、

全ての機銃と、機関砲を乱射した。 


そこには、イタリア軍の 雷撃戦闘機が 四機、レーダーで戦艦を捕捉して低空で飛んで来ていたが、

急に撃たれたので 驚いて方向を変え、後方から航行していた戦艦に向けて魚雷を落として 逃げ去った。    

後ろの戦艦は 魚雷を受けて大破した。

そののちに、上官と新聞記者が、「 敵機の飛来をどうして知ったのか。 最初に通報したのは 誰か。」

と 通信機から叫んだ兵士に質問したところ、その兵士は、「 この戦艦で戦死した兵士が 何人かいる。 

 たぶん、その内の 誰かだろう。」、 と語ったという。




  又、戦争にまつわる話では、こんな実話が 記録に残されている。


日露戦争の時、旧 日本軍は 海戦においては、世界最強といわれた ロシアのバルチック艦隊を 殲滅して

世界を驚かせた。 

しかし、最終的には勝利を得たものの、 陸戦では 山上のトーチカ から、 ロシア軍の 新兵器であった

機関銃に撃たれて、日本の兵士たちには 膨大な戦死者が出た。

悲惨すぎる戦いになった。    

日本兵達は 味方の死体を乗り越えて進んだが、その兵士達も 次々と機関銃に撃たれて倒されていった。

ついには 日本側が橋頭堡を 確保し、生き残ったロシア兵たちは 捕虜となったが、彼らは 一様に、

こんな事を語ったという。 

「 黒い色の軍服を着ている日本兵は、撃てばすぐに倒れたが、白い軍服を着ている日本兵たちは

 何度撃っても 倒れなかった。」、 ロシア兵たちは そう告白した。 


しかし 日本兵の中に、白い軍服を着ている兵士など、一人もいなかったのである。




  近年、ある アメリカの農場主が 殺害されるという事件が起こった。 


当初の警察の予想に反して、捜査は 長引いた。

ある日、殺害されたはずの農場主が、彼の甥の前に生前の姿を現わして、犯人の名前と 凶器の

隠し場所を告げたという。

その甥は驚いて 即刻、警察に通報し、パトカーが やって来た。   

その甥には アリバイがあった。

はたして、凶器は 被害者から告げられた場所から発見され、凶器に付着していた 指紋と血痕によって、

犯人は逮捕されて すぐに自白した。    

やはり 被害者の農場主が 甥に告げた人間であった。

法廷で 犯人に有罪が言い渡されたあと、裁判官は、

「 この法廷は 霊魂の存在を証明するものでは ないが、この心霊の証言は 信頼に値する。」

と言う言葉で 判決を締め括った。



  
  ある時、エールフランスの ジャンボ機に乗ってきた乗客の中に、不思議な老夫婦がいた。


この事件は 日本ではあまり報道されなかったが、欧米のマスコミでは大騒ぎになった出来事である。 

「 飛行機に乗るのは 初めてだ。」、 と その老夫婦が言うので、スチュワーデスは、「 デザインは

 古いけど、上等の素材のコートを着ているのに、今時 飛行機に乗るのが 初めてとは、不思議な事を

 言う人だ。」、 と 思ったという。

別のスチュワーデスは、飲み物の注文を聞きに行くと その老夫婦がコーラを頼んだので

コーラを持っていった。  すると、初めて飲むかのように、恐る恐る 飲み、変な顔をしたという。 

「 コーラを飲むのは 初めてなのか ? 」、 と、これも又 スチュワーデスは 変に思ったという。

ところが、ジャンボ機が 高高度を飛行している最中に、その老夫婦二人の姿は 消えてしまっていた。

それに気がついた乗務員が驚いて機内中を探したが、どこにもいなかったので、すぐに機長に報告した。 

乗務員とスチュワーデスの皆で再度探したが、その姿はどこにもなかった。


機長は、何らかの事件の可能性があるかもしれないと考えて すぐに管制塔に連絡した。 

管制官の指示により、急遽、近くにある イタリアの飛行場に緊急着陸する事となり、その飛行場は

完全封鎖され、警察と 機動隊、イタリア軍までが出動して 二重 三重に 空港を取り巻いた。

そして、蟻一匹逃げ出せない包囲網をしいて待機した。    

当然マスコミ各社も殺到して来た。


やがて 問題のジャンボ機が着陸し、搭乗員は乗客もふくめて 機内から一歩も出さず、数十名の係官が

機内に入って、貨物室まで機内の全てを くまなく探したが、結局 ネズミ一匹 見つからなかった。

ジャンボ機が飛ぶ高度では 気圧が違うので、飛行中の機内から脱出する事は 有り得ない。

スチュワーデスは、報道陣のインタビューに答えて、全員が、「 あれは 絶対に幽霊だ。」、 と

語ったという。



このように 人を救う神霊もいるが、 中には愚かな心霊もいて 人間に迷惑をかける事がある。



このような実例は 今でも 世界中に 万 とあるので、この世界の現象を 客観的に観察すれば、

唯物論者の言うように、「 人間は 肉体だけである。 魂の存在など 迷信であり、非科学的である。」 

と主張するのも又、非科学的でしかないと わかる。  事実を否定できる科学者は いないからである。

そういうわけで、 この世界の実相を知らず、利己的でのみあって 平然と悪事を働く人間たちは、常に

最も危険な人生を歩いているのだ、と 言われている。


     この点については、全ての 宗教が 説く通りである。




   ( 内村鑑三の言葉 ) 

   
   「 日本に欠乏しているのは何か。  それは富ではない。  知識ではない。

    才知ある計略でもない。  愛国心でもない。  道徳でもないであろう。 

    日本に欠けているのは、 『 生きた 確信 』 である。 

    真理そのものを愛する、 『 情熱 』 である。

    この情熱から来る、無限の歓喜と満足である。」




    ブッダ在世時に、ある神霊が語ったという言葉が 根本仏典に記されている。


   「 全ての人間は、目的を持って生まれてきたものである。 

    あちらでも、こちらでも、それぞれ 分 ( ぶ ) に応じて。 

    それが達成された時、その目的は 見事に光り輝くであろう。」 






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