先日、実家の隣に空き家があってそこの一室に自分が買った本を段ボールに入れてあったのを取り出し、本棚の空いているスペースに入れていったところ、棚が埋まってしまい、新たなスペースを探すか本棚を購入するかで迷っています。並べてみると結構な量でなかなか壮観です。ブックオフに売る(売るというよりは引き取ってもらう)のも一つの手ですが、また一度読んだ本を読み返してみるとまた違う味わいがあったりして私は捨てられないでおります。

時々、陰謀論や噂の真相みたいなゴシップなどの本も買うこともあり、そういうのは処分します。

 ジャンルは問いません。小説、新書、文庫、ミステリー、面白いなと思ったらなんでも購入します。よく図書館で新作を何週間も待っていて、受付で「まだ前の人は返してこないのか?」

とくってかかる人がいますが、私には時間の無駄にしか思えません。そうして行き来している間に1冊読めてしまいます。本屋とあらば時間があれば入ってしまいますが、主に3か所で購入します。職場の近く、丸善本店、住んでるところのブックオフです。特に丸善では1階から5階まであって、主に一階の話題の本、3階の文庫、英語学習本、5階の洋書を半日ほどかけてショッピングし、スーパーのカートにカゴを2つおいて買い物します。5階の洋書コーナーでレジに行くと気づいたら、3万円くらい買っています。レジカウンターにドン、ドンと本一杯のカゴを2つ置くと店員さんにたまにびっくりされます。本当は持って帰ってすぐにでも読みたいのですが、荷物として重いため、宅配を頼みます。一万円以上だと送料無料です。本には投資しているという感覚で上限額を設けません。

ジャンルは問わないですが、あえていうと歴史とミステリーです。特に司馬遼太郎の「燃えよ剣」で土方歳三、新選組にしびれました。あれは子母澤寛の新選組3部作がベースになっていると思われます。また、創作も多分に入っていると思い、実際は作中にあるように土方と沖田の師弟愛みたいなのはなく、実際はクールな関係だったようですが、それでも良いです。

 よく偉大な人物は、作中ありえない凄いことをやったと書かれていますが、大体は尾ひれがついて誇張されたり、或いは全く誰かの想像上の出来事が実際にやったかのように伝えられてしまったのが大半なのではないでしょうか。

キリストが湖の上を歩いたのも、水辺を歩いていたのがそう見えたのかも知れないし、モーゼによって海が割れたというのも海の満ち潮、引き潮によってかもしれません。

 でもそんなことをいまさら検証してどうしようというのでしょうか?そもそも検証は不可能ですし、(新たな遺跡が発掘されれば別ですが。)偉大な人物であることは間違いないのですから。義経の八艘飛びも、鎧をつけてボートを並べて実験しているバカがいましたが、軽やかに躍動感ある動きをそういうふうに形容したのです。

 だから小説や映画で実際は違うんだ、と言われてもそれがどうした、となります。

事実をそのまま映画にしてしまったら面白くもなんともないでしょう。

昭和初期に陸上男子百メートルで「暁の超特急」と呼ばれた吉岡隆徳という選手がいました。

当時で10秒いくつですから現代だったら大学生とかでも簡単にだせるタイムでしょうが、当時の人にとってみれば驚異のスピードです。

 その言葉というか、映像に残っていないからこその我々の想像を掻き立てる速さというものが私にとっては魅力です。今だったら全部映像に残ってしまいそういったことは皆無です。

 本には言葉でそういった人や事象などを表現し、家に居ながらにして我々の想像力を書きたててくれる偉大なものなのです。(続く)