福島の大山祇神社では6月の1ヶ月間“大山まつり”を催していらっしゃいました。

先日家族で福島に行ったときにパンフレットを持って帰ってきて正解!
“神楽”“寒晒しそば”という家族も私も興味を持ち、伺うことができました。




開催期間が一ヶ月というためなのか、参拝客が分散するようで心配した程の人出ではなく、駐車場も歩いていくことのできる場所に入ることができました。

参道の両側にはお土産屋さん。
蒸し饅頭、ニシンの煮付けなどが並んでいて、目が〜🤤🤤🤤
帰りに寄りますよ〜。


本殿の左脇には神楽堂。
このために存在するには立派な作りで、歴史と、この地域に根ざしているその深さを実感しました。


午前の部と午後の部に分かれているそうで、昼休憩を挟んで、各々1時間半〜2時間の演目だそうです。

私たちが見ることができた演目。
大散供(≒種まき)
稲刈り
餅搗き
事代主
諏訪鹿島
太平


大散供
≒種まきだそうで、投げ餅なども行われて、最初から大盤振る舞い。
お子さん達も大喜び🙆

稲刈り
鎌を片手に演じられる手が年輪を帯びていて、実感のあるものでした。


餅搗
躍動感があり、見ていても理解しやすい構図に、またまた投げ餅に皆さんヒートアップし始めました。


事代主
今度は海の幸です。
舞台外に糸と針を垂らして、海藻を釣り上げてしまったりと面白みを持たせてくれていて見ていて飽きません。
お魚釣れた〜!!!
あっ!懐に隠そうとしている?!
いえいえビクに入れました〜🙆


諏訪鹿島
神道らしい演目なのかと思います。

「大国主命(国津神、土着)(→出雲大社)」が諏訪で、

「天照の尊(天孫族)(→伊勢神宮)」が鹿島という構図。
盾と矛の戦いを繰り広げる演目。



平安
平安がやってきます。


お囃子のみで進むので、ある程度の知識が必要なのかと思いますが、今回見ることのできた神楽は生活に密着した演目が多く、一緒になって体が動くようなものが多く、大変楽しめました。



また、演目の最後に観客の方が同じタイミングでお辞儀をしたり、手をはたいたりする姿は、地元の方のお祭りなんだ、長い時間をかけて何世代にも渡って守られてきたということを改めて気が付かせていただきました。

後継者問題、経済的な問題などで祭事を取りやめることが、年々報道されていますが、どうにか維持していただけたらと思います。


そして、世俗的ですが💦餅、お菓子を投げてくださった際には、地元の方が福を求めて手を伸ばされている中、一緒になって参加していました💧
でも、勢い余って転んでいる方もいらして、ほどほどにね~🥳🥳🥳

我が家も2人分頂くことができて、自宅に戻りお供えしてからゆっくり頂きました。





最後はお待ちかねの寒晒しそば。
寒晒しそばは過去に3店舗しか行き当たったことのないお蕎麦。
期待とともに頂きます。
お祭りのイベントのひとつなので、腹ごなしにどうぞ。

お蕎麦の入れ物にある、あかべこちゃんの印刷が可愛い❤


お土産屋さんに戻って、蒸したばかりの栗まんじゅうも購入してご満悦です。
名物にニシンの山椒煮ありますよ〜ということなので二切れ買い求めました。
山椒の葉っぱの煮物は薄味で、お蕎麦にぴったりです。