金沢で久々にお寿司いただきました。
「すし処 めくみ」
外見は何屋さんなのか、店名すらわからない。
薄暗い住宅街のなか、突如とタクシーが何台も停まっているので、なにかお店がある!
知らないと通り過ぎてしまう外見です。
一歩中に入ると、ようやく一般的な外見となる。
中はさっぱりとした清潔感、適度な飾りに、こだわりの設え。
とにかくこだわりの食材に、徹底的にこだわった素材の管理と美味しい状態を作り出す工夫を感じるお料理。
お寿司は日本料理と違って、基本的には素材をいかに生かせるかに尽きるのだと思います。
そこにシャリや海苔と生みだす美味しさを引き出す。
最近の、「すごい素材ど〜ん!+お菜」で日本料理という店が流行りのようですが、日本料理屋さんが立ち位置を変えつつある気がします。
以前に、このタイプの店舗に行ったことがあります。
ミシュランもついて、予約も取れないお店でした。
たしかに素材はすごいし、写真どうぞ〜と、SNS映えするのかもしれませんし、其のために店舗の内装や借景を含めた景色などの空間を楽しむこともできるのですが、一番大事な美味しさを感じられませんでした。
なので、女子会向けかな。
お伺いした「めくみ」さんと、このタイプとの違いは、とにかく美味しい。
素材はお付き合いのある漁師さんなどから、一番良いものを仕入れる。
仕入れの目を鍛えた大将にとっては基本中の基本なのかもしれない。
ここからが、またまた彼のなせる技なのだろうなと、お話を聞いて思いました。
素材一つ一つのベストな保管、管理、調理方法。
部位ごとに全て変えていくのだそうです。
どれをとっても、久々に美味しいお魚を頂けた。
素直にその一言。
雰囲気や季節も感じるが、一番に美味しさを求める私達としては、シンプルに美味しいが最高の言葉。
是非ともまたお伺いしたいです。


