白馬に行った際に、偶然に遭遇したお祭りがとても印象に残りました。


白馬と長野をつなぐオリンピック道路に、「美しい村百選」にえらばれた小川村はあります。


歴史ある小川神社は905年建立で、千年以上も小川村を守ってくれています。


その御柱は、諏訪神社と同様に7年ごとに入れ替えを行っているそうで、今年がその7年目だったのです。


主幹道路であるオリンピック道路を閉鎖し開催されるお祭りは、二本の立派な木を小川神社に運び込み、立てかけるというものでした。


人口2300人ですが、長年大切に守ってきた神事を滞り無く催すことのできるのも、万全な準備、十分な文化の継承が行われている結果かと思われます。


諏訪と異なり派手な盛り上がりはありませんが、鳴り物、音頭取りの節回しと、耳から入る音は否が応でも雰囲気をもり立てます。



重い重い丸太をアスファルトの上を引っ張り少しずつ進んでいきます。


こ〜んな太い木ですから、どんなにか重いことか。
神様が宿るとされる木ですから、大切に運ばれていきます。

人口が少ない上に高齢化が進み、資金的にも、人員的にも、継承するという面でも苦しくなってきているそうです。

諏訪神社の御柱祭の影に目立たない小川村の御柱祭ですが、近くで見学することができ、落ちている木片もおすそ分けで拾いに行けたりと、参加していなくても、身近に感じることができ、とても楽しめました。

また7年後に見たい。
是非とも次回も開催してほしい。
そう願うお祭りでした。