袷の仕立て方となります。
仕立てには地域性や時代的なものもあり、多くの仕立て方があります。
また、格や、生地によっても変わっていきます。
なので、こちらの仕立て方も一つの方法とご理解ください。
お近くの方や、いらっしゃる場合は和裁の先生、お仕立て屋さん、染物屋さん、悉皆氏さんなどにご相談くださいね。
袷は表地や裏地、そしてその裏地も胴裏や八掛など使用する生地が多くあります。
分かり易くするために色を分けてあります。
★ 胴裏と八掛に表裏はない
いつも通り、見積から開始です!
1 見積もる
袖+身頃+3m以上あるか確認する。
柄合わせが必要な場合はもっと必要となる。
2 実際に裁っていく。 糸を引いて、まっすぐな状態とする。
袖(49+3)=52*4=208
身頃(155→今回は160+1+2)=163*4=652
3 殊、柄合わせが必要な場合は後ろ中心・裾・後ろ袖の袖口に糸印。
4 【胴裏=標準800cm・表裏無し】胴裏の袖2枚を先と同じ要領で切る。
5 【胴裏】 身頃を切る。
6 【八掛=標準380~400cm・表裏無し】 下図の通りに切る。 また赤線はアイロンコテ。
P63には八掛(裾回し)が300cmしか無いパターンなども掲載あり。