せっかくね、表衿(地衿)・身頃・裏衿ってついたのに、ここに「掛け衿」っていうのをつけるんだって。
衿、何重になるんだろう。 立ち上がるしっかりしたカラーを作り込んでいる感じがしてきた。。。
でも、実はこの掛け衿が一番表に出るのです!
切り取っていた最後の着物の布を出してきます。 これが掛け衿となります。
先生は剣先から下10cmくらいになると素敵♪ということなので、このサイズで作ります。
● 掛け衿(着物地)を裏を上にし、耳を手前に置く。
● 剣先から下10cmの位置で実寸を測る。(今回は85cm)
● 「掛け衿の長さ+3cm」で切る。
● 切り端から1cmを折り、手アイロンで跡をつける。
● 左右ののりしろ1.5cmをコテアイロンする。
● のりしろの重なるところは三角形に折っておく。
掛け衿を着物につけていきます。
● 着物を表、表衿(地衿)を手前に出して、平らに置きます。
● アイロン台の枕を使うととても楽でした。
● 掛け衿は縫い代側を上にして、背中心に合わせます。
● 身頃側に2mm上に置きます。 ラスト5cmで0mm(ライン通りに)置き、待ち針で止めます。
裏衿は止めません。
● 端、真ん中、と、待ち針を止めていきます。
● 両端ギリギリを3本の待ち針で完全に動かないように止めます。
● 端を裏返して、裏ののりしろを縫い止める。
● 5mmくらいのところを、1cm幅でぐしぐし。
裏には出さないようにし、三角形で1目返す。
● 表に戻します。 角っこをシャープに縫いたいので、待ち針を斜めにピンポイントに指します。
● 地衿のわと、掛け衿のわ(内側2mm)を、8mmの本ぐけで止めていきます。
最初と最後は1周し、強度を出します。
地衿のわと、掛け衿のわを、二つ折りにして上に出しておくと縫いやすいです。
● 縫い付けたら、身頃を表に返します。
● 掛け衿を10本の指でかる~く寄せてゆるみを持たせる。 気持ち程度。
● ゆるみを一列に5本程度の待ち針で止める。
● 裏に返す。
● 地衿(表衿)を折りたたむ。
● 中心から、その10cm離れたところを待ち針で止めていく。
● 掛け衿の終わりののりしろをきれいに折り込んで待ち針で止める。
● 残りを適度に待ち針で止める。
● わをコテアイロンを当てる。
● 耳ぐけで地衿(表衿)に縫い付ける。 最初と最後は1目外にかける。