先日、といっても二週間くらい前になりますが、


以前から付き合いの長い稽古場の仲間と二人で昭和の特撮ヒーローの主役を演じた


大先輩にあたる俳優さんがやってる居酒屋に飲みに行きました。


その特撮ヒーローの名前はここでは伏せておきます。


昭和の高度成長期生まれのおじさん達なら誰もが知ってる作品です。

(変身トォー!)


以前から気になっていた店で世代的にも外せないヒーローだったこともあり、


役者仲間Tから突然メールが来て今度の土曜に二人で行かないかとの誘いで行く事になりました。


さて、当日。

実際行ってみると場所は思ったより自宅から遠く、電車を乗り継いで最寄の駅まで一時間以上かかりました。


駅の改札を抜けると約束していたTは既に来ていて自分に携帯をかけているところでした。


ネットで調べた住所を頼りに商店街を暫く歩いて見つけたのですが


開店時間より20分ほど早くついてしまい店も閉まっていたので

近くのコーヒーショップで時間を潰す事にしました。


そこの店で席に着くと左真向かいに三十代半ばくらいで丸坊主、背丈は170センチ位、よれよれTシャツにハーフパンツ、素足サンダルでちょっとぽっちゃりした体系に目をぎらつかせてにやけ顔の男性が店のソファーを一人占領して寝そべっていました。真向かいには七十代くらいの付き添いの女性がぶつぶつ言いながら座っていました。


そんな姿を横目にありえないよなとか二人で無視して雑談していると突然、背後から誰かが自分に

抱きついてきました。


自分も驚きよく見ると寝そべっていた先ほどの男性でした。


ちょっと!やめて!と自分の胸元に回した両腕を叩いて訴えましたが放しません。


Tもあっけに取られて何だ何だとあたふたするばかり。


とっさに連れの高齢の女性をみると座ったまま居眠りしてたので自分が声をかけてようやく


こちらの事態に気づき慌てて男性の背中や腕を引っ叩きながらバカ!やめろ!と男性を引き離し我々に

謝りました。


どうも精神障害の男性のようでした。女性はその人の母親らしく戻った席で暫く叱り付けていました。


驚いたとはいえ、もしこれが凶器等を持った人ならどうなっていたかも知れません。


武道を嗜む自分としてはどんな時も油断してはならないなといった反省にもなりました。


それに、よだれ等の吐しゃ物でもかけられたらと思うとぞっとしました。


それにしても、その親子が不憫にも思え複雑な心境になりました。


その後、何とか気を取り直し時間にもなったのでコーヒーショップを出て目的のお店に入り、お目当ての店主にも会え


楽しい一時を過ごしました。


店主は六十代後半の方でしたが自分達にとっては憧れのヒーローでした。


帰りに店主と演じたヒーローのトレードマークだった赤いマフラーと赤手袋、変身ベルトを巻いてもらい


一緒に変身ポーズをとって記念撮影してもらい感激しました。


連れのスマホが肝心な時に電池切れで写真が取れなかったので仕方なく自分のガラケーで撮りましたが


ピントが合わなくていまいちの出来だったのでまた、準備を整えて行きたいと思います。


料理は普通に美味しかったです。店主が焼く厚焼き玉子を注文したら


女性店員さん(奥さんかも。)が自分たちのテーブルに運んで来て笑顔で一言、「失敗したそうです。」と告げました(笑)


暫くして隣の席に同じヒーローシリーズで主演だった方がイベントの打ち合わせに来ました。


自分はすぐに誰か気づきました。


X(エックス)を演じた方です(笑)


このあと、もう一件、はしごしてかなり二人とも酔った足で最後は新宿のマックでお茶したのですが


そこで稽古場の事や芝居の話をした際に言葉のあやでTは大声で大激怒して出て行きましたとさ。


しかし彼は翌週の稽古から帰りの飲み会まで出席しました(笑)


稽古には当分もう来ない!と息巻いて出て行ったのにね。


双方酔っていて自分の伝えたい事がまとまらず変な所だけがTにはクローズアップされて

感情的になり

もう何を言ってもとんちんかんな答えしか返ってこなくてダメでした(笑)


ま、こんなこと過去に2、3回は繰り返してるんだけど・・(笑)


今度は写真を撮り直しに誘いながら揉めた話をきちんとまとめて彼に説明しようと思います。


一応、年内に大事な伝えたい事があるもんで・・。


・・・やれやれ。


最後に、例の抱きつかれた男性ですが、自己防衛で相手を傷付けるような事をしなかったのが不幸中の幸いだっと思いました。


年老いた母親が不憫な息子を目の前で暴行されている姿をみたら一体どんな心情になるでしょうか。


自分も高齢の両親がいるので

それを思うと無性に泣けてきます。


なんか、自分は武道を嗜む人間としては失格なのかもしれませんね・・・。