皆さんこんばんわ。
今日は申し訳ないのですが、暗い記事になります。
あんまり自分はこーゆーのを書きたくないですが、ここでも皆さんに紹介していたからこそ、またこんな子もおるって知ってもらいたいからこそ、記事にしようと思いました。爬虫類のみならず、ペットを家族として大切にされるお気持ちがある方の心に、少しでも残ればと思います。
記事のテーマでお分かりの通り、本日うちのレオパのオレオが星になりました。
この子のことについて、今日は皆さんに大切なお話をします。
オレオとは、某ペットショップで出会いました。
人が前を通る度に寄っていく、すごく人懐っこい子でした。
その理由もすぐ分かったのですが、入店日を見ると1年が経過しており、レオパの特徴である尻尾も身体も見たことないくらい細くガリガリで、骨も浮き出たそんな身体で、人に寄って行っては戻りを繰り返してました。
自分にはそれが耐えられず、爬虫類担当の店員を呼び色々聞いたところ、ベビー時からダスティングしないイエコを与え、多く与えると多く糞を出すため週一回1匹しかあげてなかったようです。
そのうえで一年も売れなかったから、もう保健所に送る準備をしてるとのことでした。
自分は耳を疑いました、それと同時に即購入を決意しました。
家に帰り詳しく見ると、身体は体温が低く、お腹は厚みが3ミリ、尻尾は太さが4ミリ、マックスノーなのに全身茶色でした。
まず体温を上げる為、暖突の上側のところで数分温め、その後コオロギをたらふくあげたのを覚えています。
体の色からオレオと名付けました。
それからというもの、毎日毎日食べるだけ餌を与え、徐々にお腹も尻尾も太くなり、やっと30gになりました。
…レオパ飼育者の皆さんなら分かりますよね?
生後1年半くらいでやっと30gです。
すごくすごく小さい子でした。
うちに来てからも、人のことが大好きで、ハンドリングは断トツで一番しやすい爬虫類でした。
あのレプファンに載った写真も、ハンドリング中にクッションの上を歩かせて、振り向いたところを撮った一枚です。
うちに来てから月日が経ち、そこからなかなか重さが増えずとも、それでも元気によく食べよく寝る子でした。
それがほんまの突然、フィーバー前日に餌を食べたはずやのに、日曜の晩から急激に尻尾が細くなり少し猫背でしんどそうだった為、月曜日に病院で診てもらうと、代謝性疾患と神経系障害が急激に悪くなっており、もう長くないと言われました。
…自分には分かってました。
餌を取るのが下手で、くるくる歩くこともあり、体も最初に比べればだいぶ大きくなったとはいえ小さいまま。
完全に神経系の病気は進行しとると思ってました。
代謝性疾患・エニグマ遺伝以外の神経障害の病気は、100%ベビー時のご飯が原因です。
これはどの爬虫類にもいえます。
ベビー時の飼育こそ、アダルト時に差が出ます。
ベビー時の飼育は、ほんまにほんまに皆さんのその子にとって大切です。
爬虫類をベビーから育てられてる方、ダスティングや日光浴や水分補給等の最低限のことは、必ずしてあげてください!
これは自分からの、そして身に染みて知っている亡くなったオレオからのお願いです!!
そして可愛い可愛いあなたの家族を、何年も何年もその子の寿命が来る日まで、大切に幸せに育ててあげてください!!!
オレオは、綺麗な星になってくれたと思います。
オレオは、一年と生きられないと言われた日から、三年も生きてくれました。
オレオは、寿命が来る直前まで、迎えたあの日と同じ元気な姿でいてくれました。
オレオは、昨日の昨日まで歩み寄って来てくれました。
オレオは、本当に可愛い大切な家族でした。
病院の先生には、飼育方法が良くここまで生きてると褒められましたが、これはオレオが頑張ってくれた証。
ここまでの生命力を考えると、ほんまならしっかりベビーの時に食べれてたら、もっともっと長くいてくれたかもしれません。
それがめっちゃ悔しいけど、ペットショップを恨むつもりはありません。
オレオも望んでないやろし。
いつもあんなイベントではニコニコニヤニヤしとる自分ですが、今こうして記事にしながらも涙が止まらず、スマホがぼやけているので、この辺にしときます。
いつのまにか綺麗なマックスノーになれたな。
最後まで読んで下さった皆様、本当に本当にありがとうございました。
皆さんの大切な家族が、これからも健康で長生き出来ますように。