実は、キリシタン遺物史料館の展示物の中で特に興味を持ったのは、彫塑や絵画などの遺物そのものではなくてそれらが入っていたという箱でした。それは「あけずの櫃(ひつ)」と呼ばれ、もともとある家の屋根裏の梁にくくりつけてあったそうです。

サイズとしては、82cm×10.5cm×10.5cmで決して大きなものではありません。

しかしその中には、前回紹介したザビエルの肖像画や「マリア十五玄義図」などが収められていました。

もう一つ、驚きと感動を持って見たのが「キリスト磔刑木像(たっけいもくぞう)」とそれが入れられていた「青銅製筒」でした。はりつけにされたキリストの像で両腕は開いているのですが実は折り畳めるようになっていて腕を畳んで筒に入れていたらしいのです。

そんなところにも隠れキリシタンの人々の苦労や知恵を感じました。

「ネットより」発見された「キリスト磔刑木像」です。