今回のミニカー改造は、ホットウィール MONSTER DAIRY DELIVERYをローダウン&バーフェン仕様のデリバンカスタムです。
通称デリバンの愛称で親しまれているDAIRY DELIVERY。
1度はカスタムしてみたいと思いながら昨年の7月に手に入れたのですが、中々カスタムすることが出来ませんでした。
その理由は、手に入れたデリバンはハイリフトに大径タイヤのモンスターデリバンだったからなんですね。σ^_^;
通常のデリバンだとこんな感じには仕上がらなかったので、結果的にこのキャストをベースにしてよかったかなと思っています。
Hotwheels MONSTER DAIRY DELIVERY
ホットウィールを代表するデリバンをハイリフト化して大径タイヤにしたモンスターデリバン。
ボディ下のシャーシ部分のディテールはかなり細かくて、もっとゴッツいタイヤに交換してビッグフットにしてもいいかなと思えるようなキャストでしたが、やはりベタベタのローダウン仕様にいつかはカスタムしたいため半年ほどノーマルのまま寝かしておりました。
ホットウィール カスタム
分解作業
分解作業は本体裏側の後ろ側にある「かしめ」を3mmのドリルで削ります。
前部はボディにある突起物で引っ掛けてあるだけなので分解はラクでした。
分解するとボディ・シャーシ・内装・ウインドウパーツで構成されています。
ベタベタのローダウンにするので、シャーシを取り付ける前部の突起物と後部の「かしめ」のシャフトをボディラインから出ないようカットします。
シャーシ製作1:プラバンで自作
限界まで車高を落とすため、元々シャーシは使えないので新たにシャーシを自作します。
使用するのは1.2mmのプラバンをボディに合わせてカットします。
タイヤが収まるようブラバンをカットし、2mm角のプラ棒を車軸受けとして取り付けました。
自作シャーシと取り付けるため、前部はボディ裏側に位置決め用のプラバンを取り付け、リア側はシャーシ取り付け用のシャフトに引っ掛けるようにしました。
タイヤを取り付け仮組みしてみます。
フロントフェンダーの形状が独特なのでこれ以上下がりません。(¯―¯٥)
フロント側は小径タイヤにしないとこれ以上下げれそうにないし、どうしようか考えること数日...他の方法を検討することにしました。
シャーシ製作2:他のキャストのシャーシ流用
次のシャーシ候補はHWの部品取り用で余ったシャーシ。
丁度ホイールベースが同じぐらいなので試しにボディに合わせてみるとイケそうな感じ。^^
前後逆にしてボディに合うようにシャーシを削って仮組みしてみます。
タイヤを取り付けボディを被せてみるとホイールベースはピッタリ。
しかし車高もベタベタには落ちきらず、シャーシ幅があるのでリアタイヤははみ出してしまいます。
リアオーバーフェンダー取付作業
はみ出しタイヤを補うために使用するのは、いつか使う時がくるまで取っておいた余りパーツ。
サイドステップからリアオーバーフェンダー部分を切り出します。
仮組みしてみると結構いい感じに。
多分デリバンはナローボディのままカスタムすることが定番なのでワイドボディを見たことがありません。
そこで路線変更して、このままリアオーバーフェンダー付きのワイドボディ仕様にすることにしました。
シャーシ製作最終:結局元のシャーシを使用
シャーシ加工
ボディの形状が確定しましたが、このまま完成した時の内装パーツのことを考えたら後々作業がラクになるため元のシャーシを使用することにしました。
ボディを被せてみるとこんな感じ。
結構いい感じにできました。
車軸受け加工
リアオーバーフェンダー取付作業
再度、リアオーバーフェンダーを取り付けてみたらこんな感じ。
フロント側に飛び出したパーツもいいアクセントになって結果オーライ。
ただしリアオーバーフェンダーの形状が末広がりの形状なので、タイヤのキャンバー角が付いていないと見栄えが悪いためリアタイヤのネガキャン加工が必要となりました。
リアオーバーフェンダーのパーツを取り付けたのですが、サイドステップ部分の取付部分の確保のためボディサイド裏側に2mm角のプラ棒を取り付けてました。
きちんと接着してリアオーバーフェンダーのできあがり。
シルバーのままでもよかったのですが、最終的にガンダムマーカーのレッドで塗りました。
タイヤ交換&トレッド調整
今回使用するタイヤは、フロントはトミカワイドタイヤにリアはHWのOpen Hole 5-Spoke。
フロントタイヤは真鍮パイプでトレッド調整しくの字に曲げネガキャン加工を。
リアタイヤはトレッドはそのままにオーバーフェンダーのラインに合わせて車軸をくの字に曲げ、さらにwaveのPC-02プラサポをデフとして取り付けておきます。
エンジンパーツ製作
ココからは自己満足の世界です。
完成したら完全に見えないですがシャーシ部分のフロント部分に隙間があるので、部品取り用として余ったホットウィールのエンジンパーツを使用します。
HWの余りパーツから取り出したV8エンジンのヘッドパーツにプラ材や部品パーツを組み合わせてエンジンからミッションまで作ってみました。
前工程で作ったエキマニもこんな感じで付けました。
シャーシ裏側にはミッションの調整用としてプラ棒でマウントを取り付けておきます。
エンジンを取り付けて見ます。ドライブシャフトには真鍮パイプを使用します。
シャーシディテールアップ
タイヤのトレッド調整に使用する虫ピンと真鍮パイプで左右を連結します。
何となく雰囲気が出ました。
シャーシ部分をガンダムマーカーのシルバーでウォッシングして表情を出しました。
内装パーツ加工
内装パーツはシートをガンダムマーカーのイエローで塗り、真鍮線のロールバーでデコレーション。
ボディ開閉ギミックでも作れればもっと凝りたいところですが、あいにくそんなスキルは持っていないため少しだけ手を加えただけです。
ロールバーを追加したため、ウインドウパーツが干渉するため、左側の一部をカットしました。
加工部品一覧
Hotwheels Custom MONSTER DAIRY DELIVERY
ビフォーアフター
カスタム前後の車高比較。
元がハイリフトだけに何の参考にもなりません...^^;
カスタムポイント
フロント周り
デリバンといえばタイヤはボディの内側で限界までローダウンするのが定番だと思いますが、紆余曲折してネガキャンのフロントタイヤ。
フロント部分はエアロパーツででなくシャーシの造形を活かして新しい表情のデリバンになりました。(๑˃̵ᴗ˂̵)و ̑̑
リア周り
リアタイヤはフェンダーラインに合わせてネガティブキャンバーを付けてカッコ良くしました。
内装&エンジンパーツ
ボディを取り外すと内装パーツも見れます。V8エンジンも小さいですが確認できます。
下周り
下回りを見るとエンジン・フロントアクスルにエンジンカバーを取り付け、フレーム中央付近には左右のフレームを補強するパーツ、リア側にも真鍮パイプと虫ピンで接続して情報量を増やしました。
最初はボディカラーも変更する予定でしたが、一区切りとして一旦完成します。
また時間を置いてボディも塗り替えフレイムスで入れていこうかと...とりあえず今回はこのへんで。(๑•̀ㅂ•́)و✧
以上、MONSTER DAIRY DELIVERYをローダウン&バーフェン仕様のデリバンカスタムでした。