今回は、トミカの「かしめ」の外し方を詳しく説明します。
トミカの改造をする上で、さけては通れないのが「かしめ」の存在。
分解作業=「かしめ」と言っても過言ではないのです。
実際この「かしめ」を外す作業を何台もしていると、次第に慣れてきて大変ではなくなるのですが、初めてトミカ改造をする方は一番躊躇するところではないでしょうか?
私も初めて「かしめ」を外すまではやってみたいけどどうしたら良いんだろう。うまくできるのだろうか。と不安になりました。
ということで、「かしめ」を外す作業をする前に、「かしめ」の構造や、どこまで削れば分解できるのかを簡単なイラストで説明していきます。
トミカの「かしめ」構造
「かしめ」の前にトミカを含むミニカーの大半は、ボディとシャーシをこの「かしめ」で固定しています。
上図はトミカの断面図を簡単に書いたものです。
車体中央のボディーからシャーシに向かって支柱があり、シャーシの穴を通って外れないように留めてある、この部分が「かしめ」です。
「かしめ」のどこを削る?
見やすいよう上下反転してみましたが、シャーシから見みると◎印のような「かしめ」は、ボディからシャーシを貫通し、外れないよう上図のようになっています。
「かしめ」を外すとは、この赤い部分を取り除く作業のことです。
「かしめ」をどうやって削る?
では実際に、作業にかかる際に必要になってくる工具といえば、ドリルです。
電動ドリルをお持ちなら作業はかなり効率的にできますが、持っていない場合は手動のハンドドリルを買ってきます。
売っているところは、ホームセンターや工具関連を置いている中規模以上の100円ショップで売っています。
ちなみに私はダイソーで購入したハンドドリルを使用しています。
サイズは、3mmで大丈夫です。
工具が用意できたら、とにかく削る、削る、削る!です。
トミカの車種によってかしめの数は1つないし、2つあります。あとNo.114自衛隊 軽装甲機動車はなんと3つありました。
数の分だけ時間がかかりますので、テレビでも見ながら気長にグリグリ削っていきます。
「かしめ」のバリ取り
気長にドリルをグリグリしていくと、だんだん穴があいてきますが、ドリルで削った周りが盛り上がってくると思います。
上図でもあるように、ドリルで「かしめ」は削れていきますが、周りにかしめのばりが出てきます。
これがある以上、ボディとシャーシは分解されませんので、ニッパーで盛り上がった部分をカットしたらり、マイナスドライバーで中央に寄せてからドリルでまたグリグリ削っていきます。
「かしめ」の除去
気長に削っていくと、だんだんシャーシとボディがぐらぐらしていきますので、マイナスドライバーをフェンダー内部に差し込んでこじ開けてみましょ。
あまり強くやり過ぎるとシャーシがプラスチック製の場合は破損しますので、その時は無理せずドリルでサイド削っていきます。
初めてやる場合は、リサイクルショップで中古のトミカを買ってきて練習することをお勧めします。
それでは、すてきなトミカ改造ライフをお楽しみ下さい。
以上、トミカの「かしめ」のはずし方の説明でした。