母から、


もう、関西に帰るのは諦めたわ


と、言う言葉を聞いてから


数日後、


不動産屋さんから

マンションの買い手さんの融資も決まり、

決済になるので、


司法書士から書類がいきます。


お母さんに

住所などを何箇所か記入いただき、

返送いただけますか。


司法書士からも

最後にお母さんに

確認の電話が入ります

との

連絡がありました。



母は素直にサインしてくれるのか?


子供のようにダダをこねるのではないのか


不安がありました。


恐る恐る

説明し、記入してくれる?

と、聞きました。


母は


もうほんとに帰る家がなくなるんやな。

人生の最後にこんな仕打ちにあうとは

おもてなかったわ。

と…サインしてくれました。

(え?仕打ちですか?て私の心の声…)


でも、

急ぎすぎたかなと、

なんとも言えず、

せつなくなりました…。


母には言えませんが、


有料老人ホームは費用もそれなりの


資金もいるんですから。




サインを貰えたので、

その場で司法書士さんに電話をいれ、

母の確認と売る確認をしてもらいました。


母は

ハイハイ、

私は行かれないので、

すべて娘に任せてますからと、


外面よしこちゃんでいてくれました。


お母さん、ほんまにありがとうな。