占いで 関西に帰した方がと

いわれ、


89歳の高齢者、

残りの限られた時間、

人生を希望通りに

してあげるのが、

最後の親孝行か?


母の事だから、関西に帰ったとしても

自己都合の文句は言うだろうな。


人のせいにしたら、

なんでもラクですから…。



家だって希望の価格で買えるとも

想像できず、


89歳で賃貸は出来ないし


帰るとなると、


候補は

住み慣れた今までいたマンション。


家財道具一式、すべて買って…


想像してみるが

私に再び出来るか?


残された母の人生

いい思いで過ごしてほしい…。


頭の中でまとまりがつかず、


でも、やはり母の人生、

母の希望を[覚悟]を決めて

また進むしかないか。


ただ、

マンションが買えなかったら


これは縁がなかったと、

諦めてもらおうと。


母に提案してみた。


お母さんの希望通り

マンションが売れたお金が入金されたら、

関西に帰っていいよ。


そのお金でマンションも買えるか

不動産屋さんに

きいてみるし、


新幹線の切符も、車椅子の手配も

私がすべてやります。

責任もって関西に連れていくから。


でも、

生活の基盤ができたら、

私は帰るからね。


と、母に伝えました。


そしたら母は


『もう諦めてかけてる時に、

そんなこと言わんといて。

気持ちがゆらぐやんか』と、


え????

このままでいいん?


『もう、帰る家がないんやし、

ほんま失敗したわ。


これだけは

悔やまれて仕方ないわ。

もうどうしょうもないやろ』



お母さん、ごめん、ごめん、

ありがとうな。




でも、

今までのパターン的に

また頭が前に戻るかも?


忘れて同じ事いいだすかも?


ちょっと不安で

油断はできない現実…。