当方、特発性過眠症(”突発性”ではない。もしくはニッチなタイプの過眠症)を患っています。クライネ・レビン症候群よりもこの症状(ある意味常に過眠期)の人口は多いようですが、私が住む岡山県では睡眠専門医が非常に少なく、さらに岡山県精神科医療センターでもこの症状に関する臨床経験がほとんどない状況です。

また、A型の睡眠施設そのものが現在存在しないという困難な点もあります。(過去にはあったものの、約9年前に何故かナルコレプシーの視点でのみ検査され、当時の睡眠日誌を見直しても”スコーン”と寝落ちしたり、日中スッキリ起きている時間帯があるというナルコレプシーの特徴を否定しており、特発性過眠症の特徴が明らかに現れているにもかかわらず、検査家庭が全く同じななか、多角的な診断が行われなかったことに疑念を抱いています。)

検査時、寝つきが悪かったのですが、特発性過眠症の症状そのものや自閉スペクトラム症の特徴(さらに自閉スペクトラム症が通常と違う環境下での睡眠)が重なっているため、当然想定されるものです。

実は9年前以前に岡山大学病院で相談しましたが、人生が懸かっている検査にもかかわらず当時の内服中のお薬を一時的にカット(当方、統合失調症等ではなく、カット可能な内容の症状と薬剤)して検査、というのも何故か認められませんでした。

特発性過眠症はある種の「覚せい剤」の系統の薬剤で治療されることが一般的であり、一般の精神科医には理解されにくい傾向があります。最近では、抗ヒスタミン薬とは逆の作用に近い薬剤の治験も開始されているようです。

これまでの私の人生はほぼ夢の中のようであり、現在の自分の実年齢や鏡に映る白髪姿が怖いと感じています。

医療情報提供書、つまり、紹介状がようやく大阪回生病院の睡眠医療センター宛てに書かれたことで、少しでも改善の兆しが見えることを願っております。(同じように否定され続け苦しんでいる患者さんも報われたらと思います。)

佐竹真也