日本の一部の政治家や経済界はロシアとまともな取引ができると思っているらしいが、
そろいも揃ってアホだなと思う。
欧米の企業はロシアに対して早々に見切りをつけて撤退しているのに、
日本の一部の政治家や経済界は撤退を否定する論調まである。
たとえばサハリン2開発について、
日本が撤退すれば中国に権益を取られるという主張をして撤退しない、などと言っているけど、
そもそもロシアが日本の権益を契約通りに守ってくれるとでも思っているのだろうか。
ばかじゃないの?
ロシアがそういう殊勝な国ならウクライナに対する侵略戦争などしないだろうし、
第二次世界大戦のどさくさで北方領土を日本から盗み取るなどということもしないだろう。
ロシアは昔からソ連と呼ばれていた時代から強盗国家なのに、
いまだにその事実を直視せずに、
ロシアが交渉に応じてくれるなどと言っている。
そういう人たちの頭の中はお花畑、まったくもっておめでたいとしか言いようがない。
だいたい、商売の基本は相手が信用に足るかどうかでしょう。
その基本が成り立たないのに権益だの取引だのと言ってみてもむなしいだけ。
仮に支払ってくれるとしても今や紙くずのルーブルでの支払い。
そんなゴミをもらって何の得があるの?
信用できない相手という意味では中国もロシアとそう変わらないと思うのだが、
どうもそういう発想がないらしい。