不安、試練、困難 | イエスとスピリチュアリズムと地上の兵士(わたし)

イエスとスピリチュアリズムと地上の兵士(わたし)

苦しみや悲しみが不幸ではありません。霊的真理を知らずにいることが最大の不幸です。
間違いや失敗で願いが叶わない人生が残念な人生ではありません。霊的成長せすに終わる人生が最も価値のない人生です。
真の幸福のために、ともに学びましょう。

「前途を影がよぎった時は、それはあくまでも影であって実在ではないことを思い起こしてください。雲が太陽を遮った時は、それはあくまでも雲にすぎないことを思い起こすのです。試練と困難に取り囲まれた時は、それは通りすがりの小鳥がホンの少しのあいだ立ち寄っただけで、そのうち飛び去って行くものと思えばよろしい」
『スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ』(スピリチュアリズム普及会)P.90/LB4~LB1

一人ひとりが、それぞれの環境の中でいろんな体験をしています。
嬉しいことや楽しいことだけでなく、不安や心配が心を埋め尽くしてしまうことがあります。
順調な日々があれば、一転どうすることもできない事態にみまわれ苦しく辛い思いをすることもあります。

 そんな時こそ、真理が支えとなります。
この地上世界での100年足らずの有限の時間は、終わりのない無限の時間を生きる私たちにとっては一瞬の出来事です。
私たちは今、永遠の時間のホンの一時期、この地上世界で生活しさまざまな体験を通して学び教訓を得て、未熟な部分を強化しにきています。


「人生体験も大きな生命機構の中の一環なのです。およそ有り難いとは思えない体験―悲しみ、辛い思い、嘆き、失望、苦しみ、痛み―こうしたものは魂にとっては貴重なのです。
 しかし、それを体験している最中(さなか)にはそうは思えません。こちらに来て地上生活を振り返り、部分的にではなく全体として眺めた時にはじめて、人生の価値が鮮明に理解できるのです。逆境の中にあってこそ性格が鍛えられるのです。悲哀を体験してこそ魂が強化されるのです」

『スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ』(スピリチュアリズム普及会)P.93/L2~L8