ムッシュー | ゴトーを待ちながら

ゴトーを待ちながら

尽きかけている命の日々に、こぼれていく言葉のいくつか。

「リュスチュクリュ、何か面白いことがあったか?」とポントニエ氏は尋ねた。もうジュールとは呼べないし、クロードとも呼べないので、彼は妥協して「リュスチュクリュ」に決めた。少年は、とんでもない嘘で固めた長い打ち明け話をたくさん用意していた。

二人は安っぽい食堂に入った。そこでは、エスカルゴ、マトンとインゲン豆の煮込み、リヨン風牛の臓物煮など、ぞっとするような料理を食べた。すべての料理は、植木鉢の下敷きみたいな皿に盛られていた。

息子が帰宅すると、「あなたのニンニクの匂いが部屋に充満しているわよ!」とポントニエ夫人は叫んだものだ。「恐ろしい! あの子を自分の部屋まで連れて行って、コーヒー・ベリーを噛ませてあげて」と家政婦に命じていた。

息子は、三時までに学校に戻らないといけなかった。二人はレーズン、イチジク、アーモンド、ナッツを食べながら、だらだらと時間を過ごした。アブサン酒とタバコの煙とオーク材のひどい匂いが靄のように漂う中、二人はアニスを加えたジュースをちびちびと飲んだ。しかし、これらの匂いは、この小さなレストランの魅力でもあった。

ポントニエ氏は真剣な顔になって言った。