11/14土曜日朝8時に自宅を出て、バスセンターへ。チケットで出発時間を確認すると9時50分。9時20分と勘違いしていたので余裕ができる。すぐさま近くのコンビニでカーボローディングの準備。おにぎり4つ、小さいおにぎりが5個入った弁当を一つ購入。2つほど食す。

バスに乗り込んでうつらうつらしているとあっという間に徳山港。フェリーに乗り込んでからゆっくり残りを食す。宇佐駅で降りて、大分空港行き高速バスを待つ。15時7分と書いてある。大分空港から国東体育館受付会場までシャトルバスが出ていると事務局の方に聞いていたのだが、どれくらいの頻度なのかまでは確認しなかった。どうしようか迷っているうちに15時10分を過ぎた。待てよ、このまま待っていてもバスは来そうにないし、大分駅前のホテルに直接行くか、と宇佐駅の時刻表を眺めていたらバスがやってきた。まっいいか、日曜も受付があるし、とJRで大分まで移動することに決めた。それから40数分、ひたすら駅舎の待合室で待つ。このまったりした時間がたまらない。おばさんらの旅行談義も鳥のさえずりもこののどかさの中の一部だと想いながら時間が流れるままに身を委ねる。

大分駅前は今年の初めに別大マラソンで訪れたときとがらりと様子が変わっていた。おかげで、コモドホテルがどっちの側なのかわからず、しばらく反対側をうろちょろしてしまった。

何とかコモドホテルに辿り着くと、今度はフロントのお兄さんが、予約は入っていない、とのたまう。もしかして、別府大分のときと勘違いしてたかも、と顔面から血の気が引く。しかし、そんなことはつゆも言わず、あれぇおかしいな、お姉さんが出てきたんだけど、と告げ、何とか部屋を手配してもらった。すでに4回利用している強みもある。

夕食は昼間のカーボ―ロディングが過ぎたのか全く食欲がです、パスした。

朝4時に起床するため早めの風呂に入り大相撲とニュースを見て就寝。

翌朝、5時前にホテルを出て、コンビニでおにぎり6つ購入。

スタート1時間前までにゆっくり食す計画。

5時57分の急行に乗り杵築へ。

事前予約していた6時30分のシャトルバスに乗り、会場へ向かう。

会場までおよそ30分。大そうな距離がある。

受付を済ますと、脇の方で着替え。着替え用のテントはあったが、雨でシートはずぶずぶ、とても着替えられる状態ではなかった。荷物の預かりは500円でクロネコヤマトが受けてくれ、万全の体制だった。

9時スタート。事前に読み込んだコースには3つの折り返し点が書いてある。1つは5km前後の折り返し、もう一つは18km前後の折り返し、最後が24km前後の折り返しだ。真ん中の折り返しが最初のアップダウン、三番目の折り返しの中間点に急坂のアップダウンとそれなりのアップダウンがもう一つある。参加したランナー同志の雑談の中で25km地点から下る一方だという情報をインプット。

心が折れないよう準備した。時計の電池が無くなってしまったことや身体も重いこともあって、今回は楽しむことをメインとした。前半最初の折り返しを含め10kmまでは海岸線の景色を楽しめる。それから二番目の折り返しまで緩やかな傾斜が続くが走りに影響はない程度だ。折り返したあと、しばらく下りが続き、もう一つの折り返しに向けて右折したところで急坂が待っている。激坂まではいかないが、脈拍120程度で抑えようとしたらかなりスピードダウンする。かといって、スピードを維持すれば脈拍は170を振り切って元に戻れなくなってしまうことは承知していたのでひたすら地面に目をやり顔を上げず走り続けた。何とか、急坂をクリアし、三番目の折り返しを過ぎてようやく下り坂、ここで再び調子を取り戻す。かなりいいペースが続いたが、28kmあたりでふくらはぎが踊りだす。レッグウォーマーのおかげで、最悪な状態にはならなかったが、変な力を入れるとふくらはぎが大暴れしそうな気配だったのでペースダウン、そこから徐々にペースを落としてしまう。やはり、練習不足。いつもならこれくらいのダメージを受けるころは35kmくらい来ているのに今日は28km。それでも気分は良かった。何とか走れているからだ。時計もないしどれくらい遅れているかもわからない。こんな走りもたまにはいい。

前半のコースと重複する地点に入る。前半は気にもしなかった緩い坂がかなりきつい坂に感じる。カーボローディングのおかげでガス欠感はなかったが、その分身体が重かった。でも、15km過ぎから25kmまでは快調だった。ゴールすると3時間51分17秒。4時間は何とかクリアした。それよりもふくらはぎがのたうち回り、久しぶりのフルを走った後の疲労感が心地よい。ガチガチに強張っていた身体は柔らかくなった。いろんなストレスが頭の中から一気にすり抜けた。やっぱりフルは良い。今回は28kmすぎだったが、30km過ぎてからの身体との攻防がたまらなく面白い。やっぱり定期にフルの大会を入れなきゃだめだ、と再認識した。