大会が土曜日開催ということで、金曜日前泊するつもりで


金曜日は午前中、仕事もせず、下準備、午後から自宅を出て現地に向かいました。


金曜日の朝は、スタート時間に慣らすため、午前2時に起床、そのまま起きていましたから


高速道路を移動中にはかなりの睡魔が襲ってきて、途中休憩を繰り返しました。


現地、宿泊予定の飯田旅館を確認し、受付場所を確認すると、


15分前に通過した道中にあったことに気づき、がっかりしました。


車で15分って結構な距離だし、途中工事の区間もあって待たされましたから。


睡眠不足もあり、どんどんマイナス思考が高まっていきます。


雨がしとしと降る中、街にはそれらしき幟も見当たらず、


ウルトラマラソンをやる感じではなさそうでした。


もしかして騙されたかも、と思いつつ、受付会場に行くと、


ちゃんと受付できました。


しかし、駐車場はいっぱいだし、案内も明快でないし、


どうなってんの??という感じでますますマイナス思考になってしまいました。


再び、15分車を走らせて旅館に戻り、


睡眠不足を解消するために午後3時すぎから風呂に入って、床に就きました。


途中相部屋の人の出入りで睡眠は浅かったですが、トータル12時間と、


十分睡眠は確保できました。


スタート前は霧状の雨で冷えていました。


急遽、ウインドブレーカーを羽織り、走りました。


日中は20度くらいになるだろうと思っていましたから、


長袖シャツ、ロングタイツを途中脱いだ方がいいだろうと、


走っているさ中思案していました。


ところが、レースを通して暑さを感じることなく、


おろちループのてっぺんを走るころには、ふたたびウインドブレーカーを


羽織ろうかと思ったくらいです。


レースは最初からマイナス思考に満ちていましたので、


いつ辞めようか、大儀い、という気持ちが支配していて、


早い段階で坂道を歩いていました。


走る前にパンフレットの注意書きを読んで、


鬼の舌震いの区間は走ってはダメ、というのを見て


呆れかえっていましたが、


実際には、走れるほど気力は残っていませんでした。


それでも、桜が満開で、景色ものどかで、


最後には稲田神社内にエイドがあり、


ついでに参拝するなど、思い出に残るコースとなりました。


前半は他者への不満でいっぱいだったのが、


最後の方には、いかに楽しく、今の困難に立ち向かうか、といったプラス思考に


変えていくことができました。


成績は散々でしたが、メンタル面での回復は


得るものが大きかったです。


そして、この大会、今後もどんどん良くなっていくと思います。


歩き強制区間や神社内エイド、最初から残り○kmという表示、


すべてがこの大会の個性ですから、味があっていい、というふうに


思えるようになりました。