以下は受信メールです!

豊田市文化財課足助分室です。
このたびは、3月22日(金)旧鈴木家住宅保存修理工事エリア見学ツアー
にお申込みいただきありがとうございました。
下記の事項をご覧いただき、ご参加ください。
参加日時:令和6年3月22日(金)午前10時30分~
集合時間:午前10時15分
集合場所:旧鈴木家住宅 主屋(豊田市足助町本町20) 
参 加 費:一人1000円(現金でご用意ください。)
    ※豊田市民、豊田市内に在学する高校生以下のこどもは無
料です。来場時に、「運転免許証」「健康保険証」「マイナ
ンバーカード」「生徒手帳」「学校等が発行した学年通信」
などを持参してください。

紙屋 旧鈴木家です。
江戸時代後期から明治期にかけて足助の町で栄えた豪商の町家です!
伊奈街道側からの外観です。 主屋は開館されてます!




駐車場から歩を進めました。       

道路脇の花を愛でながら・・・・      タンチョウソウです!

店頭にミモザが・・・1束350円と・・・  アネモネです!

                 花びらはつるるる・・リュウキンカ・・・

お店のディスプレイです!   ひな祭りは終えてますが、まだ展示のお店もが他
にもでしたんね!

                      旧鈴木家です!

建築後約240年経過で、建物の腐朽が激しく。平成26年より解体工事に着手、
詳細な調査で、仏間の建築年が発見されてます・ 配布資料より・・・



母屋の梁の木(右)は取り換えられて・・・ 他の木には虫が喰った痕跡が・・・

紙屋   


平面図です! 今回は立ち入り禁止の区域を見せて頂きました!


鉄骨で補強されてます・・・・


庇が長くこの様な構造に・・・・


ヘルメットを被り見学です。市外から参加の方も・・・5名でした!

安永4年(1775年)大火があり、垂木が焼けた痕跡が・・・・
     仏間座敷より発見の墨書が・・天井竿縁とゆう材料に建築年が・・・
宝暦7年(1757年)の建造・・・大火より古い建物が確定と・・・

なまこ壁が再生されてました。重要な品を火事から守る蔵になまこ壁が・・・



基礎・・・今とは大違い・・・石の上に材木が。石の形状に合わせ材木が加工されて
ました!

                    壁土を作って・・・養生期間を要する
    とのことで、トラクターで土壁を練って・・・そんな現場を初めてみました!


工事業者は寺社関係の修理の名が車両に・・・・

敷地には大きな欅&銀杏の木が・・・・   祠が祀られてました!

旦過寮です! 長期修行で訪れる僧が、直ぐに寺に入ることは許さないで、数日定められた部屋に入れられます! これを旦過寮と言います!

尚旦過とは「夕に来て翌朝行き過ぎる」という意味があります。
紙屋鈴木家は香嵐渓にある香積寺の檀家であり、屋敷地の一角に香積寺ゆかりの
旦過寮が建てられていました。

この建物も傷みが激しく、下部の45cmは修理を。柱には継いで直した痕跡が!



瓦の打音検査・・・・鈍い音はNG、澄んだ音はOK・・・・


旦過寮の規則です! ほぼ漢字で記載されてます!  茶碗台所江御持参之事・
               そんな記載が・・・


本屋敷の屋根です! 鬼瓦には紋が・・・・


稲穂でしょうか?



本屋敷の中を見せて貰いました!   お客様&結婚式で使用・・・・
外にはこの様は細工の飾りが・・・・・



手斧で削った跡が・・・・

樋には銅が使われて・・・・今後長い時間で使用可能ですね!

見学時間は1hの予定でした。たっぷり1.5h・・・でした!

見学を終え、歩を戻しました。足助川の河岸段丘に建つ、建物です!
石積をして建てられてます。表の道路からは全く想像出来ずですね!


上流側です!   こちらは石積の高さは低く・・・


カタクリの様子は? まだ盛り前かな?そんな咲き具合でした!




旧鈴木家住宅保存修理工事現場 特別公開を興味深く見てきました!
建築後約250年経過・・・重要文化財の再生工事には、長い時間を要しますね!
全て終えるのは2030年?・・・まだまだ長い時間をですね!