思春期以降の発達凸凹さんに

安心と自信を手渡し

心の元気を蘇らせる

ママの幸せコミュニケーション術

「花まるアテンション♡」

をお伝えしています。

 

発達科学コミュニケーショントレーナーのさいとうはなえです。

 

 

今日は

自信を失くし

ストレスを抱える

軽度発達障害の中高生のお子さんと

無理なく心の距離を縮めるコツ

 

 

について、お伝えしますね!
 

 

思春期以降の発達凸凹さん

 

 

年齢が上がるとともに

学業も難しくなり

部活動も大変さが増し

周囲からの要求度も高く

なってきます。

 

 

 

特に通常級で普通に学校生活を送り

友達とも付き合えているような

軽度発達障害のお子さんは

 
 

それまで問題なく

学校生活を送ってきていても

 

 

その特性から

次第に

周囲についていくのが

苦しくなる場合があります。

 

 

忘れ物が多くなったり

課題ができていなかったり

朝起きられない

など

 

 

そんな姿が出てくるかもしれません。

 

 

 

そんな我が子を見て

「なんとかしなきゃ!」

と、ついつい

 

ママの小言が多く

 

なっていませんか?

 

 

 



思春期・青年期は

普通のお子さんでも

色々悩み事も多いし

親には言いたくない事も多い。

 

 

特に軽度発達障害のお子さんの場合

 

 

自分のできない事や

周囲との差

しっかり自覚できてしまうだけに

 

 

 

見た目以上に

本人は傷つき

自信を失くし

ストレスを抱えている

場合が多いんです。

 

 

 

そんな状態のお子さんに

小言を浴びせ続けることは

お子さんを追いつめることに

なりかねません。

 

 

 

事態が悪化して

二次障害不登校

心因性の体調不良

などに発展させないためにも

 

 

 

家庭がお子さんにとって

安心できる場所であることが

とても大切になってきます。

 

 


それに

進路選択など、

親子で話をしなければならない

場面もでてきますね。

 

 

そんな中高生の時期だからこそ

お子さんの心を支え

将来のことなどを相談できる

親子関係を築くことができれば

 

 

 

難しいお年頃の

思春期・青年期を無事に乗り越え

自分に合った進路選択

をすることが可能です。

 

 

 

では、具体的に

親子の

無理なくお子さんとの心の距離を近づけるコツ

についてお話ししますね。

 

 

コツはいくつかありますが

 

 

今回は、前回でも少し触れた

「共感」について

掘り下げたいと思います。

 

 

 

そもそも

「共感」って何でしょう?

 

「相手と同じ気持ちを感じること」

と、ですね。

 

 

私達は

自分の気持ちをわかってもらえた!

気持ちが通じた!

と感じると

 

 

相手に親しみや信頼を感じたり

気持ちがほっとしたリ

するんですね。

 

 

 

実は、この「共感」には

2種類あるんです。

 

 

①相手と同じ気持ちになる

②相手の立場になって感じる・考える

 

この2つです。

 

 

 

①「相手と同じ気持ちになる」は、

無意識

自然と気分が伝染してしまう共感です。

 

 

これを

「同調」

と言います。

 

 

前回もお話しましたが

私達の脳内には

ミラーニューロンという

相手の気持ちを理解する働きがあります。

 

 

相手の表情や動作を見た時に

自分の脳内に同じような反応を引き起こす働きです。

 

 

 

相手の声が弾んでいると

ついつい、こちらも

大きな声・高い声・早口になって

ポンポンリズム良く会話が弾んだり

 

 

 

相手が悲しそうな表情で話していると

自分も無意識に眉毛を寄せて

暗い顔で話を聞いている

 

 

 

なんてことありませんか?

 

 

 

 

これはミラーニューロンの働きによって

「同調」

が起っているんですね。

 

 

 

「同調」すると

声の調子や

話すテンポが同じになり

無意識に気分が伝染します。

 

 

 

そして

同じ気持ちを共有することで

親近感を感じるようになるんですね。

 

 

ちなみに、

iPhoneのSiri と会話すると

人間とは違う違和感を感じますよね。

 

 

これは、声の調子に

「同調」がないからなんですね。

 

 

会話しても

「同調」がないと

なんとなく

疎外感や違和感を感じるんですね。

 

 

 

 

 

では、もう一つの

②「相手の立場になって感じる・考える」

という共感はどんな共感かというと

 

こちらは

「意識的な共感」

です。

 

 

 

脳の思考を司るエリアが働いて

 

相手の立場や状況・心情を想像して

共感する働きです。

 

 

 

 

例えば

 

スポーツ競技で

負けて涙する子に

「辛かったね。

一生懸命やっていたから

悔しかったよね。」

と声をかける場合などが、そうですね。

 

 

ママには全然スポーツの経験がなく

トレーニングのキツさや

勝った喜び

負けた悔しさが

ママの体感としては、わからなくても

想像して理解することはできますよね。

 

 

そんな風に、頭で考えて共感を示す

 

これが

「意識的な共感」なんですね。

 

 

 

この

「同調」「意識的共感」のお陰で

 

 

私達は

自分の気持ちをわかってもらえた!

気持ちが通じた!

と感じ

 

 

相手に親しみや信頼を感じたり

気持ちがほっとしたリ

するんですね。

 

 

 

 

でも、お子さんに小言を言い続けて

なんとなく険悪ムードになっている場合には

「意識的共感」が難しくなります。

 

 

 

お互いに

相手に対して不満や不信感があるので

 

 

 

せっかく声をかけても

「そんなこと思ってないし」

などと、つれない言葉が返ってきたり

無視されたり。。。

 

 

 

ママの方でも

「いったい何考えてるの?」

「人の気も知らないで!」

苛立ちを抱えていたりすると

 

 

 

 

お子さんの気持ちを察すること自体

難しくなってきますよね。

 

 

 

そんな時には

「意識的共感」より

「同調」がオススメです!

 

 

同調は無意識に起きるので

お子さんに警戒心を抱かせずに

心の距離を近づけていくことができます。

 

 

例えば

お子さんがバラエティー番組を見て笑っていたら

一緒にTVを見て笑う

 

 

一緒にごはんを食べる

 

 

機嫌良く帰ってきたら

「おかえり!」と

元気な声で迎える。

 

 

暗い感じの時には

静かに接する。

 

 

もしお子さんが何か話してきたら

声のトーンを合わせる

話すテンポを合わせる

暗い話なら暗い顔で聞き

楽しい話なら、明るい表情で聞く

 

 

 

 

その時、絶対守って欲しいポイントは

ママの考えや思いは

いったん、横に置いといて

 

とにかく、お子さんの調子に合わせること!

 

 

 

 

ママの考えや思いを伝えようとすれば

それは、お子さんの意識に伝わり

険悪モードのお子さんには

拒絶されてしまいます。

 

 

 

言ってあげたい事があっても

今は、まだ伝えなくても大丈夫!

 

 

 

心配かもしれませんが

お子さんとママの心を

ちゃんとつなげること

まず最初に絶対必要な事です!

 

 

 

親子の心が繋がれば

ママの伝えたい事も

自然とお子さんに届くようになります。

 

 

ですから

いきなり無理して

話し合おうとしなくてもいいんですよ。

 

 

焦らず、まずは

日常のなかで無理なく

「同調」という「共感」を

何回でも積み重さねて

いきましょう。

 

 

 

TV

ゲーム

スポーツ観戦

お子さんの好きなこと

お子さんの関心があること

お子さんの好きな食べ物

などを利用して

 

 

「へー!」

「わぁ!」

と一緒に声をあげたり

笑ったり

食べたり

 

一緒にダラダラするのだって

有りですよ!^^

 

 

お子さんと

同じ気持ちになる

同じ気分になる

 

 

つまり

ママの「心の立ち位置」が

お子さんの「となり」になると

コミュニケーションがスムーズになりますよ。

 

 

ぜひ、日常の中の「同調」できる場面を

活用してみてくださいね^^