思春期ともなると、親がウザいお年頃。

 

会話も減りがちですよね。

 

 

特に発達特性があるお子さんの場合は

親御さんも、先々を心配して

ついついお子さんのできていない事に目が向きがちですよね。

 

 

そして、会話というより

お説教・小言になってしまって

 

「うるさい」「ウザい」「べつに」

で会話終了。

 

 

どうしてこうなってしまうのか・・・。

どうしたら、親子の会話が盛り上がるのか?

 

 

 

実は

会話が上手くいかないときと

会話が楽しく盛り上がる時とでは

 

 

脳の状態に違いがあるんです。

 

 

 


まず、会話が楽しいと感じる時って

どんな時でしょう?

 

 

気持ちをわかってもらえた!

一緒に盛り上がれた!

 

 

そんな時ではないでしょうか?

 

 

 

実は、コレ

私達の脳の中にある

ミラーニューロンの働きのお陰なんです。

 

 

 

ミラーニューロンは

他人の動作や行動を見た時に

自分の脳内の同じ部位が活性化して

自分の脳内に相手と同じ反応を起こす働きがあるんです。

 

 

 

この働きのお陰で

私達は、

相手の表情から相手の感情を感じ取ったり

気持ちが伝染したリ

するんですね。

 

 

 

 

 

 

では、お子さんとの会話が失敗してしまう時

つまり、ママが「小言モード」の時

 

 

ママの脳は、どうなっているのでしょうか? 

 

 

 

 

ママが小言を言いたくなっている時。

つまり、

お子さんのことで不安になったり

腹が立っている時には

 

 

 

不安や危険を感じると活性化し

危険から身を守るための準備を促す

 

 

脳内の「偏桃体」という部位が活性化します。

 

 

 

 

つまり、

戦う為に身構えさせ、

好戦的な状態

にさせるんですね。

 

 

同時に、偏桃体が活性化すると

ミラーニューロンは働きにくくなります。

戦う時に、共感は不要ですものね。

 

 

 

この時点で、ママの脳は

お子さんの気持ちを受け止められない状態。

 

 

そして、

「喧嘩上等」状態

なんですね。

 

 

 

 

 

そして、そんなママの様子を

お子さんのミラーニューロンが

お子さんの脳内に再現するので

 

 

お子さんの脳も「不安・怒り」状態になってしまいます。

 

 

 

すでに、双方でファイティングポーズをとっている感じですね。

これでは、会話は上手くいきません。

 

 

 

 

 

 

では、反対に会話が上手くいっている時の脳は

どんな状態なのでしょうか?

 

 

ミラーニューロンの働きを活性化するのが

幸せホルモンと言われる

「オキシトシン」です。

 

 

「オキシトシン」は 

親しい人とのスキンシップ

分泌が促進されるといいます。

 

 

小さいお子さんのような

肌と肌の触れ合う

スキンシップでなくても

 

 

優しい声で名前を呼ぶ

アイコンタクト

肩や背中にポン!と触れる

などでもいいのです。

 

 

 

オキシトシンが分泌されると

ミラーニューロンの働きが活性化し

相手の表情を認識する力が増します。

 

 

つまり、

共感しやすい状態になるんですね。

 

 

そして、

オキシトシン自体の働きで

 

リラックスした落ち着いた気持ちになり

親切で思いやりのある行動が促進されます。

 

 

 

つまり、

「話しやすい雰囲気」

になっている状態です。

 

 

 

具体的には

ゆっくり落ち着いた雰囲気で

声が優しく

目が微笑んでいる

 

 

そんな感じです。

 

 

 

会話を始める前に

思春期・青年期のお子さんにあったスキンシップで

お互いに話やすい雰囲気を作ることから

始めてみては、いかがでしょう?

 

 

・笑顔で名前を呼ぶ

・「暑かったね~」などと声をかける

・「おつかれさま!」と背中をポン!

・「はい、どうぞ♡」とお茶やおやつを手渡す

・ゲームをしてたら、「面白そうだね、なんていうゲームなの?」と話しかける

 

 

こんな声掛け・会話のスタートで

お互いに

話やすい雰囲気を作ることができますよ^^