『あちゃらか2~ねずみの唄は花火と共に~』
全ステージが無事に終了しました!
5日間8ステージという短い期間でしたが、すべて全力で臨みました。
それは当然としても、
前作に続き段差の多い舞台だったし、大きい劇場だったし、今回はダンスも盛りだくさんでお送りしたので、
日々、体の至るところがバッキバキになっていきました(笑)
それでもケガなく病気なく、誰も欠けることなく公演を終えられたのは有り難いことです。
前作で恋仲となった沙羅と邪紅。
(画像は、小玉久仁子プロデュースのSDあちゃらかキーホルダー)
今作では子宝に恵まれておりました。
こんな素敵な嫁さんもらっときながら、
こんなかわいい赤ちゃん生まれていながら、
邪紅は終始クズでポンコツでダメダメな男でしたね(笑)
そのせいで、正史では離婚する運命にあった二人。
救ってくれたのは、巡り巡って息子の寿限無(の霊体)ってことになるのかな。
最後には一応かっこいいところ見せて、幸せな家庭を築く未来が見えた気がしたのでホッとしました。
(ちなみに、終盤に町を救う時にサイレントでやっていた落語は『寿限無』です)
その寿限無の霊体を演じてたのがこの人。
おじいちゃんそっくり(笑)
沙羅にも邪紅にも似てねー。
これさ、みんなには見えてないし声も聞こえないって設定だからさ、基本的に舞台上では何も干渉しちゃいけないんだけど、
ザキさんだからさ(笑)、変な顔とか動きするし、役者にしか聞こえない声で笑わせるようなこと言ってきたり、
もうほんとこらえるの大変だったんだから!
奉行所の御裁きのシーンで「What's?」「Yeeees」とか言ってくんのよ。
あの先輩め…
まあおかげで楽しかったですけど!
沙羅と邪紅の物語は、夫婦の物語であり、親子の物語であり、愛の物語でした。
僕としては、子供ができたことによって沙羅が「妻」から「母」になっていくのを見て、寿限無にやきもちを焼いている男として邪紅をやっていました。
1に比べてだいぶ荒っぽくなったけど、それは嫉妬の裏返しというか、怒りの収めどころが分からない男の悲哀からくるものなんです。
男って、そういうところありますから。
でも、これからはあの家族には幸せな家庭を築いていってほしいな。
邪紅は沙羅ちゃん大好きだからなー。
それぞれの道に進んでいったけど、邪三人衆は今回も健在。
相変わらず顔のペイントも自分たちでやってました。
ていうか去年も同じ構図で写真撮ってたー!
なんなら表情もほぼ同じで、邪空が肩に手かけてるのも同じかよ!
全くの偶然(笑)
衣装の変化にも要注目。
お父さんも含めてだけど、このメンバーって安心する。
何やっても拾ってくれるし、だからこそこっちからも全力で仕掛けられる。
心強い人たちです。
縦横組よ、永遠なれ。
三代目邪ソウルブラザーズも引き続き健在で、かつ、
メンバーも大幅増員ってところが、まあふざけてましたね。
ツタジュ―さんも入ってるし(笑)
見えてない設定だけど寿限無もいるしね!
こういう馬鹿騒ぎもあちゃらかならではという感じ。
曲のフレーズも足されて、ますます豪華になりました(笑)
これは千穐楽直後の写真。
みんなやりきったいい顔してるけど、
これはもうね、
たくさんの人に観ていただき、笑っていただき、喜んでいただき、
「あちゃらか3も期待してます!」ってお声もいただいて、
こんなに作品が愛されていることが本当に有り難いことだーーー!!!
って痛感してる顔ですね。
少なくとも僕はそう。
3やりたいですね。
切に。
まあそん時ゃ邪ソウルブラザーズは何人になってるか分からないし、
寿限無は反抗期でも迎えてるかもしれないし、
そもそもキャストみんな年取って動きも遅いかもしれないけど、
それでもこんなお祭り騒ぎ、もう一回くらいやってもいいよね!
それまではみなさん、頭の中でぞんぶんにあちゃらかな妄想をして過ごしていてください。
みなさんならもう登場人物たちを好きに動かすことができるでしょ?
自由に、あちゃらかを育ててください!
こんなに愛される作品ができて、我々ホチキスとしては幸せなことです。
お客様に感謝。
感謝しかない、ので、それをまた作品でお返しできるように今後も僕らは演劇をがんばります。
とりあえずひとやすみ。
みなさま、ご来場まことにありがとうございました!!
ではまた。
みたび邪紅としてお会いできますように。