虫
虫達が明かりを求めた。
電気を消した。
飛んでいった。
街灯や月の明かりを求めて。
明るさにとらわれている虫は、まるで人間。
人の外ばかり、明るい光で晒されている部分ばかり求める。
求めても失望するだけだろう。
暗闇を見よ、目を使わず耳を研ぎ澄ませ。
見えてくるだろう?
人の全てが。
汚い部分=隠してる部分
それもあるなら
闇=美しい部分
もあるんじゃないのか
そう、闇は良いものなのだ。
人
空が綺麗
堕ちかけの太陽が
鮮やかなオレンジを
見せつける
私は羨ましく思う
あれは、人の心を惹きつけ、涙を誘い、
希望や絶望へと導くのだ
存在しているだけなのに
人間は存在しているだけでは誰も殺せもしない
努力が必要なのだ
生きて 帰ろう
あの、楽しい場所へ
爽やかな風の吹き抜ける
あの場所へ
ああ、これが最後の肉だ
隊長は最後の隊員を殺す
血が滴り落ち、うめき声が聞こえる
所詮、人はこの程度
