朝、通勤時、駅まで歩いていたら、

目の前の人が鼻を噛んで、そのティッシュを私の目の前で捨てた。

 

許せない。

 

でも、やさしく声を掛ける。

「あの」と言って、

もしかしたらと思ったら、やはり知的障害者の人だった。

でも悪いことは悪いこと!

 

「ゴミは捨てないで、持ち帰ってください」と伝える。

そしたら、怯えた表情。

悪いことした気分になるが、世のためだ。

悪人になろう。

 

次の朝。

またその人が、歩きながら鼻を噛む。

さあ、そのティッシュ捨てるか?

ジーと見ていたら、私に気が付き、怯えた表情。

 

それからしばらく、毎朝会っていたのに、

その人が消えた。

 

そらからしばらく経って、ようやくまた会うようになるが、

チラチラ後ろを振り返り、

私が現れるのを気にしている様子。

 

よっぽど私が怖いんだね。

 

今朝、また私の前を歩いていた。

私の気配を察知して、振り返る。

いつもの怯えて表情。

「何か!」という表情で見つめと、

下を向いて、私が立ち去るのをじーと待つ。

 

私は鬼か?!