安土駅に15時ちょっと前に到着。
ここに2時間滞在するとして、電車の時刻表を見ると、
17時15分発というのがあった。それで彦根に行くことにする。
安土城へはレンタサイクルを借りる。
駅前にレンタサイクルの店が並んでいる。
一番安い店は?
最初の店に行くと2時間500円だった。
誰も居ないので素通り。
次の店では、おじいさんが地図に何か書き込んでいる。
料金表見ると、2時間500円。どこも一緒か。
ここで借りる。
おじいさんに、今日は閉まっている施設多いけど、どこに行くの?
と訊かれ、安土城と答える。
したら、書き込んでいた地図に安土城への道順をマーカーで書き込む。
ヒェー、充分書き込まれている地図にさらに書く。
それを私に渡すのか。
安土城へ行く道すがら、セミナリヨ跡へも寄るつもりなのだが、
おじいさん、耳が悪いのか私の言うこと聞いちゃいない。
おじいさんの安土城への道順説明がようやく終わると、
今度は安土城の説明が始まる。
もう時間がない!
「この自転車ですか?借りますね!」と説明を打ち切らせると、
安土城まで10分だから、安土城の見学は1時間40分ね!と言われる。
安土城の見学時間は1時間と見ていたので、
1時間40分?と焦りながら出発。
目の前に大きな緑のお山があり、そこを目指して自転車漕ぐ。
青い空、緑の田んぼ、白い風。
自転車走らせ気持ちいいね。
安土城の入口に到着。
時計を見ると、15時20分だった。
セミヨリヨ(神学校)跡に立ち寄ったが、20分も掛かってしまった。
安土城の後、西の湖の湖畔でお茶するつもりだが、
素敵なティータイムは無くなるのか?
入山料700円払うと、目の前に果てしなく続く石段が!
ロンブーの淳さんが、安土城に来ると何か感じると言っていたが、
私はそれどころではない。
たぶん私は一生に一度の安土城だろう。
この辺に住んでいる小学生は毎年遠足で訪れるだろうか。
それもよしとしよう。
でも、信長の家臣たちは毎日こんな石段を登っていたんかい!
どんなS殿なんだよ。
長い直線の石段を登り切って、ハアハア息して、進路方向の右向くと、
さらに緩やかな石段が続いていた。
気が狂う。
黒金門を通り、ようやく天守跡にきたと思った。
そこへ「順路→」の看板があり、横向くと、憎らしい石段が!
わかったよ!と登ると、そこは信長廟だった。
体力の限界!
ハァハァしていると、どこからか、カラカラと音がしてビクっとする。
横に吊り下げていた絵馬が風に吹かれて鳴っていた。
さらに登って、ようやく天守跡に到着。
ここから下りでお山を降りる。
なだらかな石段が私を待っていた。
ミッキーが、下り階段は膝にくると言っていたが、その通りだ。
さてティータイムだが、下山して16時15分前だったら、ケーキセット。
16時半だったら、お茶だけ。
16時半過ぎだったら、ティータイムなしということにして、
時計を見ずに必死に降りる。
ぐるっと回って、最後はあの直線の石段の頂上のところに
降りてくると思っていたら、すぐそこは出口だった。
どんだけ信長様にお礼をしたことか。
出口の所に署名帳が置いてあり、
4文字で願いことを書くことになっていた。
私は祈願達成と書きたかったが、「祈願」の感じが思い出せず、
心願達成と書いた。そんな言葉あるのだろうか。
時間を見ると、16時10分だったので、
めでたくティータイムのケーキセットを確保できた。
道に迷いながら、なんとか西の湖畔の『chere』に到着。
バナナタルトとアイスコーヒーを注文した。
思ったより小さい。
でも、これからスペシャルディナーが待っているので、
これでちょうどよいのか。
17時にレンタルサイクル店に戻ると、おじいさんは自転車を片付けていた。
どうだった?と訊かれ、「石段がすごくて、たいへんで・・・」と話しても、
話が嚙み合わない。
そうだ、このおじいさん耳が悪くて私の話は聞こえないのだった。
彦根まで電車で17分。
ホテルの送迎があるので、彦根駅で公衆電話から呼び出した。
彦根キャッスルリゾート&スパは駅から車で2分、歩いても5分だったが、
その時の私には歩くのは無理だった。
彦根キャッスルリゾート&スパは、一泊2食で23,000円~だったが、
私は、一泊朝食付き、しかも現金払い特典で9,720円だった。
かなりお得だ。
夕食はせんなり亭伽羅で近江牛の懐石コースです。
人気店なので予約したかったが、一人だったので予約は気が引けた。
もし伽羅が満席だったら、ホテルのレストランで、
夕食付きの宿泊ではないが、食べられるか訊いたらOKだった。
メニューを見たら、8,000円ぐらい。
部屋で少し休んで、大浴場があるので汗を流して伽羅に行きたかったが、
もう18時を過ぎている。
早く行く方が、席が空いている確率高いので、重い腰を上げて出発。
はっきり言って、この旅の一番の楽しみは、伽羅の近江牛懐石なのだから。
ホテルから5分の夢京橋キャッスルロードに行き、伽羅へ。
ドキドキする。
席は、空いていた!
牛ロースステーキの夢懐石6000円を注文する。
食前酒と前菜
ローストビーフのお造り
炊き出し
牛のにぎり
牛肉のパテ・ジュレ添えとサラダ
メインの牛ステーキ!
うまい、うますぎる!!
千成亭は滋賀県にたくさんある近江牛の専門店で、
伽羅は千成亭の中でも最高レベルの店。
出産を経験していない36ケ月以内の雌牛の肉を使用。
肉もおいしいが、焼き方が絶妙。
表面こんがり香ばしいが、中がとろっとレア。
どうやったらこんな焼き方できるのか。
私も鉄板持っているが、いつも焼き過ぎてしまう。
6枚を噛みしめながら食べた。
デザート
大満足だった。
和室に2つずつテーブルがある。
もうひとつのテーブルに客が来なかったので、私ひとりの個室状態。
6000円だが、消費税とセービス税を入れて7000円以上すると思っていたが、
内税で6600円だった。安いね。
伽羅の外観
私、幸せだな。
旅は幸せな気持ちになるからいいな~。
と思いながら宿に戻るが、そう思うのは早かった。
部屋で少し休んで、浴衣を着て大浴場へ。
温泉ではないが、モダンで粋な浴場だった。
目の前にライトアップされた彦根城を見ながら浸かる。
シルク風呂もある。
座る岩盤浴もある。
大浴場を出ると、ライブラリーコーナーがあり、
無料の地ビール(一人1本)やレモン水、ジュースなどのサービスがあり、
雑誌も豊富に置いてあった。
私はレモン水を飲みながら、「おひとり様」特集の雑誌を読み、
しばらくソファで寛いだ。
やっぱり、宿はサービスがいいのが一番。
幸せを嚙みしめる。
目の前が彦根城のライブラリーコーナー















