NHKが36年続いた連続テレビ小説を見直すと発表した。
最近の低視聴率の影響だろう。
このテレビ枠のファンである私は、
廃止の方向による見直しではなく、
原点に戻るような見直しを望む。
最近のこの枠のドラマの話はおもしろくない。
ここのドラマの特徴は、「女一代記」というスケールの大きさだった。
それが、最近は現代を舞台に、
せいぜい2、3年の間の話となってしまっていた。
私としては、戦前・戦中・戦後の女のサクセススト-リーが観たい。
帰ってそちらの方が今のドラマの中で新鮮さがある。
もちろん現代ものも悪いのではない。
近年の「ちりとてちん」という名作もある。
しかし、この「ちりとてちん」も主人公が8歳から30歳という、
20年以上の話であった。
そして欠かせないのが、「恋愛」である。
主人公がどんな男性に出会い、恋をし、結婚するのか。
ここの視聴者の主婦(私は違うが)は、それを楽しみにするのではないか。
それが「瞳」では、ほとんど主人公の恋愛話がなかった。
これではだめだ。
そして主演女優である。
ぜひぜひ、オーデションで選んだ無名の若手俳優を起用してほしい。
近年は低視聴率のためか、
そこそこ名前の売れているタレントを起用するケースが多い。
そんなんでは、日本のダメなドラマ作りと同じではないか。
ぜひぜひ、NHKは原点に戻るという見直しをしてほしい。