鵜飼い開き、みたことある?
▼本日限定!ブログスタンプ
鵜を海に放って魚をとらせる。
魚を飲み込ませないために、鵜の喉を縛ると聞いたことがある。
せっかく潜って捕まえたのにね。
船の上で数匹しかご褒美もらえないのかな。
せっかく潜って捕まえたのにね。
度々話題に出してきた、会社でのお楽しみ。
今日はそのことを書きます。
長文になりますので、あしからず。
今年度の新入社員が2人、今週入りました。
今日は入社式からの仕事スタートでした。
今頃?とお思いでしょう。
そうですよね。普通4月の頭ですものね。
これにはもちろん理由があります。
4月の時点では、新入社員の2人がまだ日本に来ていない。
日本人ではない。
バングラディシュ人2人、迎え入れました。
経緯として
バングラディシュで国からの援助を受けて日本に留学生として来た。日本の公立高校に通い、その後は専門学校へ進学。専門学校でCAD(製図とか図面書くやつ)とかその関係を学ぶ。
専門学校に在学中、職場見学兼体験みたいな感じでうちの会社に3日間来ていました。うちの会社の他に何社も見学に行ったらしいけど、最終的にうちの会社が気に入ったらしく、面接を受けることに。面接の結果は上記の通り、採用することに。
彼らが職場見学に来たのは去年の5月くらい。
その時は、見学をメインに作業は遊び程度にやってもらいました。見学がメインだったから仕事の大変さなんかは、まずわからないですよね。こんな職場だよーと教えて帰した感じです。
その後、びっくりしました。
在籍している専門学校が夏休みに入ると、彼らが夏休みの間だけうちの会社にバイトとしてやって来たのです。
休み中どこかでバイトをするくらいなら、就職先候補として考えている会社で仕事をしたい。仕事を覚えられてお金も貰えるなんて、これ以上のことはない。
と、言っていたようです。
僕はあとからこの言葉を聞いたのですが。
胸を打たれました。本当に。
彼らのこの言葉の背景には、僕ら日本人にはおよそ想像も付かない、様々な意味が込められているようです。…そんな印象を受けました。
国からの援助を受けて日本へ留学。
日本に来たのが10代の頃。そんな若い頃に親元を離れて日本へ。始まりからすごい。
きっと高校でもしっかり勉強して、専門学校に入ったのでしょうね。専門学校でも真面目に学んでいたのでしょう。
バングラディシュという国はそれほど豊かではない…そんなイメージがあります。
うーん。
言葉を濁すのはあまり好きではないので…
貧しい国というイメージです。僕の中では。
バングラディシュの大人1人の平均月収。
日本円にして約3〜4万円らしいです。
そのバングラディシュで国からの援助を受けられる立場になることが、どれほど大変なのか。
有名大学にスポーツ特待生で入るとか、そんなレベルの話ではないと思います。…特待生には失礼か?
先進国の日本。技術国の日本。色んな日本のイメージがあるようですが、彼らの話を聞いていると…日本への憧れや尊敬、または期待など。良いイメージしかないらしいです。
そのため国からの援助で日本に来れるとなると、きっとかなりの競争率の中から勝ち抜いてきたのでしょう。
学力は最低条件。向上心や人格、コミニュケーション能力なんかも審査されてきたのですかね?
わかりませんが。
(おそらく)厳しい審査を通過して日本に来たことがすごい。
高校卒業後、専門学校へ。
夏休みのバイト〜うちの会社
バイトに来てた頃から感じたこと。
チャレンジ精神がすごい。
学習能力の高さがすごい。
向上心の塊ってくらいすごい。
ここから先は彼らの言葉や行動から感じた、僕の推測です。
国の援助を受けてきたから…ってのが大きいのでしょうね。
バングラディシュには日本に行きたい志願者が沢山いて、その人達を抜いて自分達が選ばれた。だから中途半端なことはできない。勉強面でもそうだし、これからの仕事の面でも。
自分達が日本の地で不甲斐ないことをすれば、下の世代が大変になる。援助の制度も厳しくなるだろうし、制度がなくなってしまうかもしれない。逆に期待通りの成果を残せば下の世代の間口を広げてあげられる。
ここら辺も大きなウエイトを占めていると思います。
仕事に繋がる何かがあれば迷わず挑戦する。それが夏休みのうちの会社でバイトだったり。
バイトしてた当時は彼らが就職先をうちの会社に決めていたわけではなかったにしろ、もし最終候補がうちの会社だったら…爪痕を残すにこれ以上のことはないですよね。
そんなやらしい考えがあったかどうかはわかりませんが。可能性の話で…就職先が違う会社だったとしてもCADを学んだ手前、同業種へ就職することは変わりない。どこの会社でも基本は大体同じでしょうから、うちの会社でバイトしたことは無駄にはならないと思う。ちゃんとバイト代も稼げるし。
仕事を覚えられてお金も貰える
これ以上のことはない…ですよね。
彼らの言う通り。
夏休みのバイトの時はちゃんと仕事をやってもらいました。見学の時とは違って。
優秀なだけあって、教えたことをすぐ覚えてくれる。そして黙々と作業をしてくれる。わからないことはちゃんと聞いてくる。
もっと色んなことやらせてよという気持ちが伝わってくるし、こちらも色んなこと教えて、やらせてあげたくなる。
彼らの仕事っぷりを見てると、こちらも初心に戻るとか、ちゃんとやらないと…そんな気持ちになる。
ただただ一生懸命なんですよね。
ひたむきにといいますか。
覚えられることは全部覚えてやる。
そんな気持ちが伝わってきます。
日本人にはないハングリー精神も感じます。
本当に2人とも優秀なんですよ。
堅物というわけでもないし。
こちらが冗談を言えば、向こうも冗談を言ってきたり。明るくてフレンドリーな2人なんです。
だから2人が正式にうちの会社に来ると決まった時、本当に嬉しかった。これから一緒に仕事できることが素直に嬉しい。
うちの会社が気に入ってしまった為、夏休み以外に冬休みも数日間バイトしてました。
なので新入社員という感覚はあまり無い。
何度も会っていたので。
そして残念に思うこと。
日本語話せる外人てカタコトな印象が強いですよね。
オハヨウゴザイマス
ドウモアリガトウ とか
いっそのこと
ドウモアガリトウ でもいい。
外人らしくて。
彼らは優秀すぎるあまり自国の言語含め、4ヶ国語話せます。そして日本に10年以上いるため…
カタコトじゃない。
流暢すぎる日本語。
外人ぽくない。
そこだけつまらん
彼らが言うおはよう&ありがとうは
お早う御座います
どうも有難う
昔の武士が言いそうな感じで。
日本人もあまり会話の中で使わない言葉ってあるじゃないですか。
如何ともし難い…とか
至極真っ当な…とか
今日彼らの口から出てきたんですよ。
本当にバングラディシュ人かい?
ちゃんとイメージ通りに頼むよ
よく知ってんなーと感心してたら、次は…
からの〜♪♪…とか
うん。
ちゃんとイメージ通りに頼むよマジで。
それにしても馴染んでる。
日本にも会社にも。
やっぱ大物なんだな(笑)