専用の犬のうちがあり
エアコンのある部屋で
お父さんが 大事に育ててきた7頭の犬がいました
お父さんは あの日 心配でたまらなく
入院先から 無理を押して 帰宅されていました
不自由な体で 気が気ではなく 眠れぬ朝を迎える頃
万全と思われる対策をしたけれど
予想を はるかに超える大量の豪雨
堤防の決壊で 瞬く間に 一気に泥水が押し寄せ・・・・
隣の自宅で お父さんを 背負い垂直避難させ
お母さんが 必死に 水に浸かりながら
精一杯 犬たちを助けるために 慌てて 首輪を外し
屋根の上に 引き上げようと
救助の方々と 必死に 混乱の中で・・・
濁流に流されてていく 大切な子たちの名前を
声が枯れるほど 叫び続けたそうです
あの悪夢のような朝の被害の中
生き残ることができた 犬たち・・・・
メスの3頭が 奇跡の生還をしました
セッターらしく 明るく活発で 人が好きです
およそ 一か月
別の場所で 仮に保護されていましたが・・・・
そこにも 長期の預かりは出来ず
泥を掻き出した 自分たちの犬のおうちへ
戻ってくることになりました
はちボラのメンバーが
親戚のおうちということで
緊急支援物資を持って 届け
片づけのお手伝いに
向かっている場所でもありました
とっても良い子たちです・・・・
そう・・・
大事にされていたことが分かる子たち
戻ってすぐに シャンプーも して・・・
泥だらけの体を洗い・・・・
帰ってきたね・・・
しかし・・・・
この子たちの目に映る
自分たちの暮らしていた場所は
あまりにも 変わってしまいました・・・・
この場所は 現在・・・・
人が暮らせる状況では なくなってしまいました
お父さんは 引き続き入院し
お母さんは 避難生活をされています
命がけで 救い出した 子たちの
これから先の 犬たちとの暮らしが
まったく見えなくなってしまいました
命がけで 救い出した犬
飼い主がいる犬
しかし・・・
災害のあと・・・
飼えない状況になった犬
甚大な被害の中で
どうしたらいいのか ・・・・
言葉にすることができない
被害状況の中・・・・
万策尽きた その声を伺い・・・・
私達の できることを お手伝いしたいと思います
しっかりと話を伺い 相談をし
所有権を手放され 早急に
新しい飼い主さんを 探すことになりました
3頭のうち 一頭は
緊急性が高いため
セッターに理解のある
信頼する ボランティアさんへ
現在 調整をお願いしています
残る 2頭は・・・
長期での飼育は 出来ませんが・・・
なんとか 相談をして・・・・
とりあえず この人吉の場所からで・・・・