私の魂の記憶 DNAの色んな記憶
が時に沸き上がる

太古の森 洞窟暮らし
かすかな遠い記憶
巨大な肉食の鳥が空を飛ぶ



水をくみにいかなくても
今は水道から飲み水が出る

闇と寒さと飢えで 
獣の雄叫びに怯え洞窟にいなくても
今は暖かで安全な家がある

次の食べ物に いつありつけるか
不安を抱かなくていい
今は食べ物はいつも豊富だ

不思議な魂の記憶

現世に おかれた今
あの 寒さと飢えと絶望を
体験しなくてよい事に
感謝の思いに溢れる


そして 次なる記憶
私が四本の足だった頃
大地を駆け巡っていた

四本の足で駆ける夢を今も見る

何度も何度も 
姿を変え産まれ変わって来た私

来世も あなたと再会し
又共に姿形を変えて
寄り添い続ける

魂の不思議

今は この時代のこの人間社会で
今を生きる事に感謝している