自分のことは二の次

 

相手のことをひたすら想って

 

いつも早起きで 遅くまで頑張っていた

 

そんな父の命日がやってくる

 

いつも決まって黒糸トンボが飛ぶ

 

そのとまった蕗の葉は少し揺れる

 

今年もコロポックルが見えるかな

 

小さく笑って 小さく走る

 

光る太陽と風

揺れる草花

 

笑ってるように聞こえてくる

 

そんなふうに見えてくる

 

 

「コロポックル」

蕗の葉の下の人という意味の小人

人間に近い容姿を持つ妖精