ザ・リバー10年目に想う②過去の作品について | ねこのブログ

ザ・リバー10年目に想う②過去の作品について


いろいろ書きたいこともあるのだけど、ここで過去の上演作品につて振り返ってみます


年度             タイトル

平成17年度  DREAM ~真夏の夜の夢~
平成18年度
ザ・リバー/二本の櫂(市制施行40周年記念事業)
平成19年度  ザ・リバー/二本の櫂(再演)
平成20年度  ザ・リバー/パック・ザ・リバー エピソードⅠ
平成21年度
ザ・リバー/パック・ザ・リバー エピソードⅡ~緑の戦士たち~
平成22年度  ザ・リバー/パック・ザ・リバー エピソードⅢ~総集編~
平成23年度
ザ・リバー/二本の櫂2011(市制施行45周年記念事業)
平成24年度  ザ・リバー/コバルトブルーの少女
平成25年度  ザ・リバー/コバルトブルーの少女2013
平成26年度  ザ・リバー/リバー♡マイ・ラブ


                             戸田市文化会館のHPから引用




もともと戸田市民ミュージカルは「市民ミュージカル体験ワークショップ」の


卒業公演として「DREAM」を発表したことが成功を収め、


昭和41年に市制を施行して40周年を迎えるにあたり、記念事業として


「ザ・リバー/二本の櫂」を制作・企画したのが始まりです


「本格的な」ミュージカルとしては二本の櫂から数えて10年目という計算になります



名作「二本の櫂」は3回上演されましたが、「水害」や「人柱」を扱っただけに当初の


作品は東京オリンピック開催に沸く昭和の人々の明るさの反面、はるか昔の水害に


苦しんだ時代の重たさを引きずった印象がありました


しかし、殆んど同じ台本なのに二本の櫂2011では、丁度東日本大震災の直後でもあり、


水害の様子が震災と重なる部分もありましたが、明るく前向きな印象が残りました


演出の変更(演者の違い?)が作品の印象を変えてしまうものかと思ったものです



来年は市制施行50周年に当たるので、この傑作が再び再演されるのかどうかという所も


楽しみです



パックザリバーシリーズの3作品についてですが当初の出演者募集のチラシには


カッパたち河の妖精が、学校や街に出現!

いたずら好きのパックたちと、人間たちが巻き起こす、

笑いと感動の物語。


とあったのに、開けてみれば生活環境の悪化を嘆くカッパたちと、エサ場を


確保しようとするカワウソとの戦に発展していったお話になっていて


聞いたところによると集まったキャストを見て、こんなカッパがいたら面白いとか


こんな展開になったら面白いとか、物語を書いているうちに1話完結に収める事が


出来なくなって、三部作になってしまった・・・らしい


総集編は休憩を挟んで2部構成でお得感はあったのだけど、さすがに少し駆け足で


前の2作品から省けるところは省いて(しょうがない事だけど)作った印象でした



コバルトブルーの少女にしても、リバーマイラブにしても小学3・4年生の


活躍、特にソロパートを歌った歌唱力には驚かされた


今年は5・6年生になっている(かな?)期待してしまいます



今回の「あやかし谷の夏休み」の案内をよく見ると「The Rivere EpisodoⅥ」とある?


と、いうことは・・・調べてみたら「コバルトブルーの少女」がⅣで


「リバー・マイ・ラブ」がⅤという事でした


どうやら二本の櫂からのスピンオフ~作目という意味だと思われる


 ・・・パックザリバー総集編はエピソードⅢといいながら、エピソードⅠと


みどりの戦士たちを足してオチを付け足したようなものだったけど・・・



商工祭の時「懐かしいキャラクターや歌がたくさん出てきます」と


案内され、「オープニングナンバーの『キューリンパー』」と曲紹介


されていたけど、それ以外の曲は何だろう?


お話の流れから考えると「水祭り」はラストに持ってきてもおかしくないかなぁ



実は、過去9作品それぞれ独立したひとつの作品として描かれていて、それぞれ


新しい曲を歌い、踊っていましたが唯一全作品に登場する曲が存在します


もちろん一番最後に歌われるテーマ曲「漕ぎ出そう未来へ」を除いて、です



リバーサイド学園のお話になってからはフルコーラスで歌わなくなりましたが


「水よ」の一節だけは歌い継がれています


  水よ 命はぐくむ 実りを 運べ ・・・


(どうも歌詞は作品ごとに残している所が違う気がする・・・)


という部分です


 ・・・今年もどこかに入っているのかな?



全作を通して隠れたテーマに「水神様の下、皆の幸せを祈る(願う)」というのがあり


やはり「水よ」は外せないかな・・・と



次回はこの「水よ」を作品ごとに掘り下げてみようと思います



                       つづく