ゴールデンウイークの最終日に楽しみが待っていた。

井上尚弥VS悪童ネリだ。

それにしても、第1ラウンドのまさかのダウンは、見ていて脳ミソが追い付かなかった。

 

 

何があったんだ!?

一瞬、東京ドームが凍り付いた。

みんな目の前の信じられない出来事に唖然というか呆然というか、脳ミソが目にした情報を処理しきれなかった感じだ。

しかし、井上尚弥はやはりモンスターだ。

ダウンを奪われた後も冷静だった。

ちゃんと8カウントまで時間を稼いで、残り時間を少しでも短くしたのだ。

 

 

多くの選手はこの状況になるとあわててすぐ立ち上がり、戦いを再開して攻め込まれる。KOされる確率が高い。

井上尚弥はこういう状況もイメージトレーニングして、あわてずギリギリまでカウントを稼いだ。

見てるこっちは何が何だかわからなかったが。

タイソンが敗れた東京ドームの魔物がそうさせたのだと恐怖した。

しかし、次のラウンドでネリからダウンを取り返した。

井上尚弥も言っていたが「これでチャラだ」と思った。

その後は、圧倒的に井上尚弥のスピードとパワーが上回り、最後は見事にブッ飛ばした。

 

 

大橋会長もあの時は心臓が止まりそうだったというから、次は今までどおり普通に圧勝してください。俺の心臓にも悪いから。

それにしても、東京ドームでの興行を成功できたのも、井上尚弥という最高のチャンピオンプラス日本と因縁深い悪童ネリだったということだろう。

ネリはやはり強い。

井上尚弥の今後のキャリアも含め、唯一ダウンを奪った相手ということになるだろう。

ゴールデンウイーク最終日を最高の盛り上がりで締めくくれたことは実にドラマチックであった。

 

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