ある真夏の昼下がり、副都心線の雑司ヶ谷から
嫌になるほど続くエレベーターを登ってゆく。

目白通りと明治通りが交差する手前、
右手を見ると都電荒川線の線路が続いている。


”左へカーブを曲がると 光る海が見えてくる
僕は思う この瞬間は続くと いつまでも”

”本当は分かってる二度と戻らない美しい日々にいると そして心は静かに離れていくと”


小沢の歌詞が頭をよぎった。

ナンパで出会った時の多幸感。
だがそれはその瞬間がピークとも言える。