1995年1月17日、兵庫県南部をマグニチュード7.4の地震が襲った。
ー次は新神戸、新神戸ー
このアナウンスを聞く度、思い出す映画がある。
「その街のこども」
森山未来扮する中田勇治は建設会社の若手社員だ。
その日広島への出張の前ノリで会社の先輩と新幹線に乗っていたのだった。
ー次は新神戸、新神戸ー
車内アナウンスと共に一人の美女が搭乗口へと向かって行く。
佐藤江梨子扮する大村美夏だ。
勇治は美夏に吸い寄せられるように、新神戸で途中下車してしまう。
エスカレーターで話しかけるタイミングを待つが、どうにも勇気が出ない。
エレベーターを下り終えると
「すいません…すいません。神戸の方ですか?」
なんと美夏のほうから話しかけられてしまう!
(中略)
「三宮まで行かはるんですか?」
「あ、はい…」
「じゃあ、あの一緒に行きましょうよ。僕もちょうど三宮に行こうと思ってたんで…」
「いえ、いいです」
「え?いや、いやいや、でも…」
「あ、ちょっと私、逆ナンとかそういうのやないんで…」
「いやいや、僕も逆ナンとか、ナンパとかそういうのやないんですけど…」
「いやいや、ホントいいですから…」
2人は自然な流れで喫茶店へ…夜になり同じコインロッカーに荷物を入れ居酒屋へ。
そして、勇治と美夏は追憶のつどいのある「東遊園地」を目指し、夜通し歩いてゆく。
他人同士の男女が少しずつ過去を語り、距離が縮まっていくシーンがたまらない。
そして最後に2人は連絡先を交換する事もなく、ただ抱擁し、別れてゆく。
俺がナンパを始めるきっかけになったのがこの映画だ。
前半のぎこちないやりとりはストリートナンパ師なら初心者の頃によく経験したことだろう。
そしてビギナーズラックでとんでもない美人がかかったりする所まで全くもってリアルだ。
こんなドラマみたいな話、現実にあるのか?
皆さんなら当然のことのように
「ある」と答えるだろう。
これはストリートナンパ師の為の映画であり、出会いの素晴らしさを再確認できる。
誰しも忘れられぬ夜や出会いがある。そんなことをフィードバックさせてくれる。
震災のあった1995年生まれの女の子も今年は18歳。
ドラマが訪れる年齢である。
ナンパ師として自分に残された時間はそう多くはない。いつでも自然体で行こう。
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